• 前回から紹介しているのは池谷裕二著「できない脳ほど自信過剰」。リンク今回は、子供や部下の教育・育成に参考になりそうな部分を2か所、引用の上紹介する。p34“博士らは65人の若者たちにテレビゲームで立体迷路を練習してもらい、翌日にどれほど覚えているかをテストしました。ここでは1日目の学習に3つの異なる条件を用いています。① 成功したらそれに応じた報酬金が得られる。② はじめに報酬金が一定額与えられ、失敗する... 続きを読む
  • 昨日、SNS利用と幸福度について書いた。そういえば、池谷裕二氏もそんなことをどこかで書いていたはず・・・と探したら、あった。「できない脳ほど自信過剰(朝日新聞出版)」。リンク少し長めに引用する。p103“人の脳には、食欲と同じく、関係性欲求の本能も強く備わっています。他人とのコミュニケーションを本能的に欲します。実は、これが現代においては、別の問題を生み出します。本能は、ブレーキよりもアクセルが強いもの... 続きを読む
  • 今回紹介するのはマイク・ヴァイキング著「デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義(晶文社)」。リンク「世界一幸せな国」と呼ばれるデンマークで「幸福研究所」のCEOを務める著者による本。どちらかというと、あまり幸福学の知見に触れたことのない人に向けて書かれたもののようだ。この中で、SNSと幸福との関係が興味深かったので、引用する。p163“この調査によると、たとえばFacebookの利用と生活満足度には、明らかな相... 続きを読む
  • 29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円... 続きを読む
  • 昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。... 続きを読む
  • なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「... 続きを読む
  • 今日は前回からの続きで、御手洗端子著「ブータン、これでいいのだ(新潮社)」。リンク昨日も紹介したGNH長官の幸せに対する考えが、本の終盤で登場する。p213“「幸せを願うのであったら、自分の幸せではなく、周囲の人の幸せを願わなくてはいけない。家族だとか、友人だとか、自分の身近な大切な人たち。そして周りの人たちが幸せでいられるように、できるかぎりのことをするんだ。知ってるかい? 人のためになにか役に立つこ... 続きを読む
  • 今回紹介するのは御手洗端子著「ブータン、これでいいのだ(新潮社)」。リンク幸せの国として有名な、ブータン。著者はブータン政府初代首相フェローとして勤めたという経歴をもつ。まずは読んでいて笑ってしまったエピソードをふたつ紹介する。労働時間について、著者、GNH(国民総幸福量)コミッション長官、同僚のワンゲイの3人の会話。p70~“ワンゲイ 「でも長官、ちょっと働き過ぎじゃないかって、みんな言ってますよ」長... 続きを読む
  • 認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。最終回の今日は「チアリーダー効果」。リンクチアリーダー効果とは集団のなかにいるときのほうが、個人がより魅力的に見える効果のこと。アメリカのテレビドラマ“How I Met Your Mother” に出てきた「チアリーダーたちは1人ずつで見るとそんなに... 続きを読む
  • 認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「確証バイアス」。リンクSNSではよく、根拠のない情報が飛び交っている。たとえば「〇月〇日に大地震が起きる」のような非科学的な予想であっても、誰かが一旦それを信じてしまうと、それに合致するかのように思える情報ばかりよく調べて... 続きを読む
  • 認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「内集団バイアス」。リンク人は、自分が所属している集団(内集団)やその集団のメンバーのことを、そうでない集団(外集団)やそのメンバーよりも好意的に評価し、ひいきをする傾向があることがわかっている。この現象は、内集団バイアス... 続きを読む
  • 認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「気分一致効果」。リンク次のような経験はないだろうか。朝、ちょっとした嫌なことが起きると、家のテレビで流れる悪いニュースばかり目に入るし、人と会っても相手の嫌なところばかり目につくような気がする。家に帰ってきた後もその日に... 続きを読む
  • 何が真実かという問題はとても複雑かつ深く、簡単に語れるものではない。しかしもしある程度世界を正確に把握したいと考えるのなら、認知バイアスは抑えておく必要がありそうだ。認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。そこで今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」からいくつか、代表的なものを紹介したい。リンク初回の今日は、藁人形論法。妻:もういい加減、タバコ... 続きを読む
  • 今日は瞑想について書いてみる。自著「4週間で幸せになる方法」、あるいはこのブログを通じて、瞑想に興味をもってくれた人がどのくらいいるだろうか?いるとしたら、うまくいっているだろうか?僕自身が瞑想に興味をもち始めた頃、最初に困惑したのは、本によって言っていることがかなり違うと言う点。「無」を目指せ、という本もある一方、雑念が浮かんでもいいから、それに「気づき」を入れるのが肝心、という本もある。僕自身... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク最終回の今日は、「死と向きあう」から1本。“君にもいずれ、死が訪れる君にもやがて、身体が崩壊し、死が訪れるときがくる。その崩壊のときがくる前に、君に話しておくべきことがある。「欲しい欲しい、足りないよー」という欲望を手放して、安らぐこと。過去から貯めこんできた記憶への執着を手放して、軽やかに、今この... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「自由になる」から1本。“知識から自由になる内面を見つめる力や集中力や落ち着きといった能力を高めるトレーニングをするかわりに知識を増やそうとするのは、愚か者の証。哲学・政治学・経済学・心理学・文学・さまざまな言語なんかの知識をむやみに増やすことによって、記憶のメインメモリーは不必要な情報のノイ... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「友を選ぶ」から1本。“心の改善を目指す友と出会えなかったらもし君が、人生の道のりを歩むにあたって、心の改善を目指す友に出会えないなら。ともに心の成長に励める、そんな貴重な友に出会えないなら。せっかく征服した国を惜しみなくさらっと捨てる王様みたいに、ただ独りぼっちで歩むのが潔い。まるでインド犀... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「業(かるま)を変える」から1本。“君は、これまで君の心が思ったことの集合体君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立っている。すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。君が... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「比べない」から1本。“生意気さは苦しみを増幅させる生意気さは、君の苦しみを、知らず知らずのうちに増幅させる。自分の意見を押し通すことに成功してその味をしめてしまうと、君は前より一歩ほど、さらに生意気な言い方をするようになるだろう。このように、自分の意見を押し通そうとするなら、それに失敗すると... 続きを読む
  • 今回紹介するのは小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。ブッダが直弟子の出家修行者に説いていた内容を、現代人にも意味が体感できるように小池氏が意訳した力作で、190本のフレーズが12種類のテーマに分類されている。今週はこの本の中から毎日1つずつ、現代語に蘇ったブッダの言葉を紹介していきたい。初日の今回は「怒らない」の章から1本。リンク“もし君が、誰かに悪口を言われて傷つきそ... 続きを読む
  • 今回紹介するのはオーストラリアで緩和ケアに長く携わってきた看護師、ブロニー・ウェアによって書かれた、「死ぬ瞬間の5つの後悔」(新潮社)。リンク著者によると後悔トップ5の内容は、「自分に正直な人生を生きればよかった」、「働きすぎなければよかった」、「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」、「友人と連絡を取り続ければよかった」、「幸せをあきらめなければよかった」であり、逆に「もっとお金が稼ぎたかっ... 続きを読む
  • 今回紹介するのは本田直之著「ゆるい生き方(大和書房)」。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす著者が、ストレスフリーな生活習慣について書いている。気楽に読めて、かつ読後感もいい。僕が特に気に入ったのは「エレベーターの『閉』ボタンを押さない」というところ。p114“わたしがハワイで生活するようになって、まず最初に驚いたのは季候でも料理でもなく、エレベーターでした。現在わたしが住んでいるコンド... 続きを読む
  • 今日は昨日紹介したダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」にちょっと捕捉。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたこの本の本題からは逸れるのだが、参照されている内容が興味深かったのでその部分を紹介したい。p148“私は、大主教が言っていることを支持する驚くべき話を聞いた。スタンフォード大学の共感と利他精神研究センターの創設者... 続きを読む
  • 今回紹介するのはダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたものだ。ふたりのノーベル平和賞受賞者による対談だから、中身が薄いわけがない。全編にわたり引用したい箇所だらけだが、そういうわけにもいかないので、「広い視点」をキーワードにしていくつか紹介したい。p190“ダライ・ラマと大主教(内... 続きを読む
  • 「フィリップ・マーロウの教える生き方」の紹介。リンクフィリップ・マーロウは作家、レイモンド・チャンドラーが描く探偵で「長いお別れ」などで有名。この本はフィリップ・マーロウの言葉をまとめた、さしずめ名言集のような造りになっている。個人的に興味深く感じたものをいくつか並べてみる。「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まりごとになる。... 続きを読む
  • 先日、SNSで「家庭が貧乏だと塾へも行けず、いい大学に行くチャンスはない」といった趣旨のコメントが物議を醸し、賛否両論が聞かれた。僕自身は高校時代、塾へは夏季講習しか行っていない。それでも医学部に行けた、とドヤる意図はない。僕はIQが高いタイプではないので、高校の授業についていくのが精一杯で、さらに塾へ行くなど時間的に無理だった。そんな中、多くの医師が、「和田秀樹氏の受験マニュアルから『勉強の要領』を... 続きを読む
  • 鳥谷朝代著「12歳から始めるあがらない技術」を読んだ。リンク僕自身、どちらかといえばあがり症の部類に入ると思うが、社会に出て医師・作家として学会発表や講演をこなすにつれ、かなり太々しくなってきている。僕の3人息子では、しいていえば次男が大きなイベントの前には緊張しやすいのに加え、3男は通常のテストではまったく緊張しないのだが、面接など対人系のイベントではあがってしまう。でもまあ、その程度。というわけで... 続きを読む
  • 斎藤孝著「上機嫌の作法」を興味深く読んだ。リンクまずは冒頭部分から引用。p11なんて無意味に機嫌の悪い人が多いのでしょう。(中略)くよくよして、むっとして、無気力でいて、何か新しいものが生まれるのでしょうか?私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。半ば同意。ただし不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」というより、もっと直截に「上機... 続きを読む
  • 今日は引き続き、アルボムッレ・スマナサーラ著「「怒らないこと」。人の怒りの矛先が自分に向いた場合の対処法について紹介する。リンク“ののしっている相手に対して「ああ、そちらはすごく怒っているのだ。苦しいでしょうね。手も震えているようだ。簡単に怒るような性格みたいです。これからもいろいろたいへんなことに出あうでしょうね。それで大丈夫ですか? 心配ですよ」の気持ちで説明してあげればいいのです。”“いつも以... 続きを読む
  • アルボムッレ・スマナサーラ氏による名著、「怒らないこと」がいつのまにか文庫化されていた。心の平穏を求めるすべての人にとって、常備し、ときおり読み返すべき本だと僕は考えている。リンクまずは冒頭付近。“怒るのは簡単ですが、怒りっぱなしの人生はとても暗くて苦しいものです。楽しく気楽に幸せで生きていたいという夢を持ちつつも、それが一向にかなわないのは「ポストが赤いのにも腹が立つ」といった調子で、人生が怒り... 続きを読む
  • 少し前の本だが「When 完璧なタイミングを科学する(講談社)」からの紹介。アーリーリタイアブログ的にちょうどいいと思ったのは、「仕事の辞めどき」という部分で、次の5つの質問のうち2つ以上ノーという答えが出たなら、仕事を辞めるべき時かもとのことだ。アーリーリタイアに興味がある人にはぜひやってみてもらいたい(ただし、これはリタイアではなく転職を前提としている)。1.次の就職記念日に、この仕事をしていたいだ... 続きを読む
  • 今日はアルボムッレ・スマナサーラ著「心は病気(サンガ)」の3回目、最終回。リンクこの本で僕が特に好きな箇所は前回までにあらかた紹介し終えたのだが、今日、もう1回本書を取り上げたのは、なんとこの本では「仏教的なダイエット法」を紹介していて、それについて書きたかったから。「10日間くらい荒行をしなさい」なんてものでは、もちろんない。本書から抜粋する。p172-173“痩せたい人こそ、「よく食べて」ください。ここで... 続きを読む
  • 前回に引き続いて、アルボムッレ・スマナサーラ著「心は病気(サンガ)」のご紹介。リンク僕が好きなところを抜粋して紹介する。p58“あまりにも現実離れした基準や目的はつくらないことです。その代わりに、仕事や勉強をする喜びを味わう、子育てをして、生きていてよかったと思う。そんな自由な心と、毎日生きる喜びを味わう心を持ってほしいのです。それが本当の人生です。”p60“「まったくストレスがなく、リラックスしつつも... 続きを読む
  • 「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、本ブログではときおり幸福に関係しそうな本を紹介している。今日はスリランカ上座仏教長老、アルボムッレ・スマナサーラ氏の著書を紹介する。タイトルは「心は病気(サンガ)」。リンクなぜ心は病気か?本書で述べられていることは、「エゴが支配しているから」ということ。その病気を治すにはどうしたらいいか。「自我を捨てればいい」となる。p67“自我を捨てるということ... 続きを読む
  • 昨日から紹介しているのは、ソニア・リュボミアスキー著「幸せがずっと続く12の行動習慣(日本実業出版社)」。著者は本の中で、「最も幸福な人々の考え方や行動パターン」を紹介している。p36~“・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる・誰に対しても感謝を表すことが苦にならない・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い・未来を考えるときは、いつも楽観的である... 続きを読む
  • 今回紹介するのはソニア・リュボミアスキー著「幸せがずっと続く12の行動習慣(日本実業出版社)」。リンク著者はカリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授。ポジティブ心理学でお薦めを1冊を選べ、と言われたらこの本になる。まずこの円グラフを見てほしい。以下、引用。p33~“おそらく、もっとも意外に思われるであろう結論をこの円グラフは示しています。「裕福か、貧乏か」「健康か、病気がちか」「器量がいいか、人並み... 続きを読む
  • 前野隆司氏で最後にもうひと記事。今日は前野氏とアルボムッレ・スマナサーラ氏との共著「幸せの法則(サンガ)」を紹介する。スマナサーラ氏はスリランカ上座仏教長老。1980年に国費留学生として来日したのが縁となり、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝達と瞑想指導に従事されている。一方の前野氏は、前回紹介した「幸せのメカニズム」の著者で、肩書は慶應技術大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授... 続きを読む
  • 昨日から紹介しているのは、前野隆司著「幸せのメカニズム(講談社現代新書)」。前回、「やってみよう!」因子について説明したので、今日はそのほかの因子について、わかりやすい箇所を抜粋して紹介する。第2因子 「ありがとう!」因子p146“きのうまでよりも幸せになるために。それは、今日から、一歩を踏み出し、何か新しい出会いを始めることです。つまり、「つながりと感謝」を伸ばすこと。これが、幸せのためのステップな... 続きを読む
  • 昨日、一昨日と前野隆司氏によるネット記事を紹介した。せっかくなのでついでに(失敬)ご著書にも触れたい。「幸せのメカニズム(講談社現代新書)」。日本語で幸福学について読みたければ、まず手に取るべき教科書のような本だ。この本では幸せになるための項目を4つの因子として紹介している。第1因子 「やってみよう!」因子第2因子 「ありがとう!」因子第3因子 「なんとかなる!」因子第4因子 「あなたらしく!」因... 続きを読む
  • 「4週間で幸せになる方法」という本を出しているためもあり、ときどき「幸福本」を紹介している。今日は前回に引き続き、ブレット・ブルーメンソール著「1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣(ディスカバー・トゥウェンティーワン)」。リンク気になったアドバイスを抜粋していく。日記はもちろん義務ではなく、気楽なものです。初めて取り組むときには、1日5分だけ、などと目標時間をもうけると習慣化できます。1日のうち... 続きを読む
  • 「4週間で幸せになる方法」という本を出しているためもあり、本ブログでも時々、いわゆる「幸福本」を紹介している。今回紹介するのはブレット・ブルーメンソール著「1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣(ディスカバー・トゥウェンティーワン)」だ。リンク1週間に1つで52記事なら、さしずめ「1年で幸せになる方法」ということになる。このタイトルに対して僕が感じたのは、「それは長すぎるよ」というものだ。現在50過ぎ... 続きを読む
  • 昨日に引き続き、俳優、劇作家、演出家、脚本家、映画監督、コラムニストであり、劇団『大人計画』の主宰を務める鬼才によるエッセイを紹介。松尾スズキ著「人生の謎について(マガジンハウス)」。リンク裸の王様正月というのは晴れがましいものだが、それが毎年来るのが心底憂鬱だった時期がある。実家に帰るのが嫌だったのだ。父が死んで母は一人暮らしをしていたのだが、歳をとり、家族が集まる正月の支度をするのが億劫になり... 続きを読む
  • 松尾スズキという人がいる。俳優、劇作家、演出家、脚本家、映画監督、コラムニスト。劇団『大人計画』主宰、つまり阿部サダヲや宮藤官九郎のボスであり育ての親ということになる。しかし本人の立ち位置は微妙で、いまだ「メジャー」になりきれないところがあり、意外と世間には知らない人も多い。僕は以前から松尾スズキ氏の大ファンで、地方在住ゆえ舞台を見に行く機会こそないものの、彼が監督、または主演している映画や著作は... 続きを読む
  • ドラえもんを卒業した年代の子供と観る映画選びって難しいよね、と思いながら毎月末に上げている。半ば私的メモ。今月主にネットフリックスで観た映画の寸評を上げる。大当たりだったのが「ゼロ・グラビティ」 ★★★★★https://eiga.com/movie/57690/「トゥモロー・ワールド」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が、宇宙空間に投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術... 続きを読む
  • 「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、幸福に関係しそうな本を時々紹介している。今回紹介するのは小池龍之介著「読むうちに悩みが空っぽになる人生相談(王様文庫)」。リンク仕事でミスを指摘されると自分でも驚くほど過剰に反応し、またミスをしてしまう、との相談には・・・p117“仕事を指摘されると、誰しも「自己イメージ」が傷ついてグラつくものであります。なぜなら、「自分はちゃんと仕事もできるし、... 続きを読む
  • 昨日に引き続き、小池龍之介の「苦しまない練習(小学館)」を紹介する。リンク小見出しは「悪魔から身を守る」p83~“隣の家に住む人の出す音がうるさかったら、「ああ、うるさい」とイライラする―そのような状態をブッダは悪魔の「軍隊」に攻め込まれる、という比喩で表しました。(中略)攻め込んできた軍隊は「音」そのものではありません。「音」に対してイヤだと考えなければ、苦しみませんし攻め込まれないのですから。音そ... 続きを読む
  • 今回紹介するのは小池龍之介著「苦しまない練習(小学館)」だ。リンク一時期、かなりテレビで露出もしたので、ご存知の方も多いと思うが、人物像をウィキペディアから引用する。大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。大学ではドイツ地域文化研究分科で西洋哲学を専攻。その後、浄土真宗本願寺派教師課程で教師資格を取得。僧侶派遣アルバイトなどを経て、実父・小池法雄が住職を務める山口市の浄土真宗本願寺派正現寺副住職を務め... 続きを読む
  • 今日紹介するのはメンタリストDaiGoによる、「メンタリストDaiGoのポジティブ辞典(セブン&アイ出版)」。リンクどうやらDaiGo氏のツイットをまとめたものらしい。こう書くと安っぽく聞こえるかもしれないが、ポジティブな呟きが400以上掲載されていて、むしろお得感すら漂う。通読はきついけど、バッグの中に忍ばせておいて、メンタルに落ちた時の隙間時間にページをめくるのであれば、ちょうどいいかもしれない。僕自身が好きな... 続きを読む
  • ドミニック・ローホー著「シンプルだから、贅沢(講談社)」の4回目。著者は物を減らすミニマリストとはちょっと違う、いわばシンプルライフの提唱者で、フランスと日本を往復しながら暮らしているフランス人女性だ。前回と同様、今日はこの本の、ちょっと「お茶目」なところを紹介したい。思い立ったらすぐに旅立つと心が前向きになれる、という記事の冒頭。p189“思い立ったらすぐに、翌日にでも荷物をまとめて10日間程度、どこ... 続きを読む
  • 今日はドミニック・ローホー著「シンプルだから、贅沢(講談社)」の3回目。前回までとは違い、ちょっと首を傾げてしまう個所を紹介したい。p72“ある日、ポイントカードをしきりに勧めるコンビニの店員に聞いてみたのです。「100万円の買い物をしたらどれだけのポイントになるの?」と。するとその店員の答えが0.5パーセント、お金に換算すると5000円。なんとなくバカバカしくなり、それ以来、私はポイントカードを廃止することに... 続きを読む

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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