• 来週、3泊4日で入院することになった。大した病気ではなく、お尻にできる腫物が原因。あまり恰好いい病気ではないので、ボカして、そして愛着を込めて「次郎」と呼ぶ(ボカしてないっちゅうの)。次郎さん(くどいようだが愛着を込めている)が出現したのは7年前。僕がアーリーリタイアする少し前のこと。風呂で体を洗っているとき、お尻にポコっとした腫れ物があるのに気づいた。自分では見えない部位なので触った感じで判断する... 続きを読む
  • さて、2022年の幕開け。僕がFIREしたのが2016年2月だから、来月で丸6年になる。あっという間……というのは嘘で、逆にまだ6年しかたっていないのかと驚いている。日々ルーティーンにしばられ、忙しい日々を送れば時間はあっという間にすぎるが、興味の湧いたことを始めたり、その分野の勉強をしたりしてすごせば体感的な時間の流れは遅くなるようだ。考えてみれば若い頃、1年はとても長かった。これは様々なことを経験し、成長してい... 続きを読む
  • 2021年が終わろうとしている 。アーリーリタイア生活6年目。コロナ禍でこういうのもはばかられるが、個人的には平和な年だった。春には近県に家族旅行。旅といえばビーチリゾートが定番だった我が家にとって、新型コロナによる移動制限は大きなダメージだった。しかしそこで逆に、今まであまりしてこなかった「国内の観光旅行」をしようではないかと発想を変えた。良くも悪くも外国人旅行者がいない観光地はすいていて、のんびりと... 続きを読む
  • 僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ... 続きを読む
  • アーリーリタイアすると生活のリズムが崩れないかとたまに聞かれる。答えはというと、僕の場合は崩れない。まず朝から子供たちがやかましいので7時前には目が覚める。決して素敵な目覚めではない。しかもただ騒がしいだけではなく、喧嘩交じりであることが大半だ。げんなりする。小鳥のさえずりかなんかで目覚めたいものだが・・・まあ、無理だろうな。起床後は子供たちの世話を焼きながら新聞に目を通し、カプチーノを2杯飲む。... 続きを読む
  • 再三書いてきた通り、僕は2016年の2月にセミリタイアした。手法は自著“幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ”や本ブログで書いてきた通り。目的はというと、のんびりしたかったのもあるが、「本当に自分がやりたいこと」のための時間がほしかったから。やりたいことはその当時からいくつかあったし、その後多少の入れ替わりを経て、やはり今でも複数ある。そんな中最優先課題だったのは本を出すことで、それ... 続きを読む
  • FIREして6年近くなる。 “幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” という本を上梓したくらいだから、もちろんアーリー/セミ・リタイア万歳! のタイプなのだが、それでも月日がたつにつれ、デメリットも浮き彫りになってきた。今日はそのことについて書きたい。まず、当たり前だが「忙しい合間にやるからこその幸せ」が、ほぼ皆無になった。バーでのストレス発散の一杯、疲れた自分をあやすようにして見るテレ... 続きを読む
  • 先日、カナダ人の古い友人と、久しぶりにスカイプで話をした。僕はアーリーリタイア後、飲みに出て人に触れ合うような機会は少しずつ減ってきていた(コロナ禍に関わらず)。ストレスがたまらないから、ストレス発散の機会が必要ないというのが大きな理由だ。酒場で飲むより、ひとり自宅で映画を観たり、本を読んだりしながらグラスを傾けることを好むようになった。そのことを話すと、友人は少なからず驚いたようすで、「てっきり... 続きを読む
  • アーリー/セミリタイアブログをみていると「リタイアしたら時間を持て余して困る、あるいは、そうなるんじゃないだろうかと不安だ」という文章が散見される。そんな奴はリタイアせんでよろしい! ではあまりに不親切なので、今日はお節介にもそれについて考えてみたい。幸福度を高めるためには今あるものを増やすより、ないものを得ることの方が重要であることが研究によりわかっている。例えば僕ら夫婦でいえば、長男が生まれてか... 続きを読む
  • アーリーリタイアして気づいたことのひとつ。それは通勤時間のもったいなさ、だ。僕は地方都市に住んでいて、現役医師時代、クリニックへの通勤は車で片道20分程度だった。その頃は、「通勤が20分ですむなんてラッキーだよな。首都圏じゃこうはいかないはず」あるいは、「20分くらいは音楽を聴きながら運転するのもいいな」などと思っていたのだが、アーリーリタイアした今となっては、「よく毎日40分も通勤に使っていたよな」とい... 続きを読む
  • アーリーリタイアして6年たつ。その間、少しずつ失われたものがある。解放感だ。リタイア直後の解放感はなかなかのものだった。大きな束縛や重圧から解き放たれ、なにもしないでいい状態。学生時代の夏休み初日みたいなものと言えば、リタイアを未経験の人にも容易に想像してもらえると思う。残念ながらその解放感はもはやない。もちろん仕事に戻りたくなったりはしない。暇を持て余すことも、もう一度稼いで贅沢をしたいと思うこ... 続きを読む
  • 下の息子ふたりが暇そうにしていたので、久しぶりに近所の公園にでかけた(最近は子供たちが忙しくなったので、以前ほど一緒に公園へは行かない)。その時、ふと思い出した。昔は子供と公園に行くとき、必ず文庫本を持ってきていたなあ、と。現役医師時代、下の子はまだ幼稚園児だったから、公園で遊びたいといえばついていかざるをえなかった。もちろんブランコを後ろから押してやったり、一緒に遊んだりすることもあるが、息子が... 続きを読む
  • (3年前の記事。個人的にいい思い出です)*****************************************我が家には中学校2年生、小学校4年生、2年生の3人の息子がいる。今日は天然児、小4の次男の話。とある日、学校から帰ってきた時の第一声。「今日の給食、おいしかったよ! カレーライスに七面鳥がついてた!」カレーライスに七面鳥!? 昨今の学校給食は豪華なんだなあ、と感心して聞いていた... 続きを読む
  • 僕には高校生、中学生、小学生の息子がひとりずつ。コロナ禍での自粛だけで夏が終わってしまうのはあまりにも悔しい。そこで柄にもなく、キャンプに挑戦してみることにした。とはいえ今流行しているデルタ株は屋外でも感染しやすいらしい。そこで普通のキャンプ場ではなく、山をまるごと借り切れるところを選んだ。キャンプに不慣れな僕ら家族でも不安なく楽しめる充実の施設。五右衛門風呂は息子たちと沸かした。夕食のバーベキュ... 続きを読む
  • 弛緩している。見事に弛緩している。あまりの弛緩ゆえにとんでもないシカンに誤変換の上、そのままアップしても気づかないのではと不安になるレベルで弛緩している。理由は単純で子供たちが夏休みだから。アーリーリタイアした後、1週間の流れを体感する主な経路は子供たちの通学だ。月曜日に子どもたちがリュックを背負い「言ってきます」と出掛ければ、僕のほうは仕事はないとはいえ、少し気が引き締まる。週末になれば、のんび... 続きを読む
  • 中一の次男は三兄弟の中で一番おとなしく、習い事や活動に対しても消極的だ。今までにバイオリン、空手、水泳、スケート、スキー、ヨットを習い、スキーとヨットは今でも継続中だが、あまり前のめりになることもなく、親に「させられている感」がなくもない。あまり忙しく活動するよりも、家でのんびりと本を読んだり、ゲームをしたりするほうが楽しい様子。僕自身もどちらかといえば内向的でインドア派だから、それは次男の個性と... 続きを読む
  • 旧ブログより、3年前の記事。父の日について。************************************************先日の父の日、3人の息子たちからプレゼントをもらった。父の日のプレゼントは毎年くれるわけではないので、全然予期していなかったし、そもそもその日が父の日だということすら失念していた。だから、うれしいサプライズだった。プレセントの内容は長くなるので省略するとして、... 続きを読む
  • 昨日の報道。「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が平成30年5月、急性覚醒剤中毒で死亡した事件は28日、突然の不審死から約3年を経て、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで野崎さんの妻だった須藤早貴(さき)容疑者(25)が逮捕された。そういえば昔、これについて何か書いたよなと思ったら、あった。旧ブログ、2018年6月18日の記事。大谷が怪我をした直後だったようだ。... 続きを読む
  • 3人の息子たちが春休みに入った。3人とも宿題はなかったり、あっても提出義務がなかったりで、楽にすごせる2週間のようだ。僕の生活も息子たち中心になっている。忙しく働いている人には申し訳ないが、これもFIRE生活の醍醐味といっていいだろう。高1の長男は寮に入っており、またコロナの影響で頻回の帰宅が禁止されているのもあって、一緒に過ごすのは冬休み以来だ。どうやら本人は進学先を音大にする意志を固めたもよう。小さ... 続きを読む
  • 下記は3年前のブログ記事。コロナ禍の今こそ訴えるべき内容と考え、再掲する。日本の労働環境がもっとリラックスしたものになりますように。*************************************先日、突然熱が出た。朝、起きた時から体がだるかったところに、小一時間後には寒気がしてきた。あれ、おかしいぞと熱を測ると、その時点で38℃。寒気は続いているから、ここからさらに上がりそうだ。レンジで... 続きを読む
  • 今年に入ってから一度も会食に出かけていない。確か最後は去年の11月。その頃は地元にほとんど新規感染者はいなかった。今も多くはないが多少はいるし、わが県は残念ながら変異株も認められている。寒い中、無理して出かける必要もないだろうと考え、おとなしくステイホームしている。最近はテレビで映画を見たり、小説を読むことが増えた。これは僕の中でいい兆候。精神が緩んでいる証拠だ。一旦何かに打ちこむと、とたんに小説が... 続きを読む
  • 以前にも書いたが、あまりお金のことは気にせずに暮らしている。無鉄砲だとは思わない。お金に関しては、アーリーリタイアを決断した4年前に相当細かく計算したので、大きく想定をくつがえすような出来事がなければ、十分足りるはずだと確信しているのだ。せっかく勝ち得た時間を、一々株価を気にしたり、お金の計算をしたりして使うのはもったいないと考えている。とはいえ、まったく放っておいていいわけはない。先日、我が家の... 続きを読む
  • 小学校4年生の三男が、展望ポイントに行きたいと言い出した。先日、友人と遊びに行った場所からの景色がよく、興味をもったようだ。僕の地元にはそれらしき建物が3つある。ひとつは30階建てで、残りのふたつは20階建て。いずれも商業施設で、上階が展望台になっている。いずれもが街中にあるので、距離としては4-5キロしか離れていないから、散歩がてら回ってみようということになった。面倒くさがりの次男は「パス」と即答。ちな... 続きを読む
  • 年末年始恒例の資産チェックを行った。とはいっても例年、複雑な資料を開いたり、面倒な計算をすることはない。僕の場合、資産のほとんどは金融資産で、その4割程度が株。残りは積立式の生命保険、債券、預貯金。あと不動産がほんの少々。これらを全部まじめに見直すと大変な作業になってしまうから、以前おおまかにまとめたものを叩き台にした上で、この1年の動向を踏まえ数字を書き換えるだけだ。投資信託の評価額がどう変化した... 続きを読む
  • 2020年が終わろうとしている。アーリーリタイアしてほぼ5年。ほとんどの人が似た思いだと想像するが、なんとも地味な1年だった。僕にとって最大の娯楽は友と酌み交わす酒だが、今年は新型コロナウイルスによる自粛で数回しか会食をできなかった。僕の地元はさほど感染者数は多くないのだが、週に半日とはいえ診療を続けている身としては、自分が感染源になるわけにはいかないという思いが強かった。運動も筋トレとジョギングは続... 続きを読む
  • 今日はうれしいニュースを報告する。我が家の小6の次男が、無事中学受験で合格した。実は次男は、さほど地頭がよくない。長男と三男はとっくに計算で僕を抜いたが、次男はいまだに僕に勝てない。記憶力もあまりよくなく、反復しないとすぐに忘れる。しかし3人の息子の中では一番まじめで、努力家だ。そういう人間こそ報われるべきと思っているから、次男の合格は本当にうれしかった。次男が中学受験をすると言い出したのが今年の... 続きを読む
  • 僕の地元はまだ市中感染がほとんどないが、そろそろ波が来るはずと思っている。しかしGoToトラベルの影響で週末はどの宿も一杯。そこでとある平日。子供たちに学校を休ませ、冬ごもり前のひと遊びとばかりに温泉宿に出掛けてみた。僕らには気に入った温泉宿が3軒あり、めったに浮気はせず、その3軒を順番に回る。2軒は川沿い、もう1軒は日本海。今回は後者、日本海に面した宿をとった。僕らのように同じ宿ばかりリピートする家族と... 続きを読む
  • このブログを読んでくれている人のどのくらいが気づいているかはわからないが、実はツイッターを始めた。パソコンの場合は画面右側に表示される、「最新記事」の下に張りつけてある。昔から当ブログを読んでくれている人の中には、「ツイッターなんて内山らしくもない」と首を傾げている人もいるかもしれない。そこで今日はその顛末を紹介したい。まず第一に、僕はツイッターを始める気などまったくなかった。ただ新型コロナウイル... 続きを読む
  • いまさらだが、録画しておいた7月1日放送の「ホンマでっかTV」を見た。明石家さんまさんは、そうは見えないものの今年で65歳。同じくとてもそうは見えないが同い年の所ジョージさんと郷ひろみさんをゲストに迎え、専門家からの10個の質問に答えてもらい、お三方の若さの秘訣を探っていこうというもの。正直に言って、家族のうち誰が何の目的で録ったのかわからない。でも、誰ともなく「これ見てみよっか」と言い出し、番組を再生... 続きを読む
  • 新型コロナウイルスのため中々実際には会えないものの、電話やメールでやりとりしている医者の友達からは、「いい時期に辞めたねえ」と盛んに言われる。皆さん、院内のコロナ対策に追われて大変らしい。僕は4年前に自分のクリニックを後輩医師についでもらい、今は週に4時間だけ、そこで雇われ医師として働いている。そういう立場だから、院内感染対策に知恵を絞る必要もない。今までどおり週に1回行って、馴染みの患者を診察する... 続きを読む
  • 今週の初めから次男、三男が通う小学校で、通常授業が再開された。そして今日、長男が高校1年生として、ようやく寮に入ることができる。長男の高校は寮生が多いため、本当に学校を再開できるのか、保護者として不安でいた。寮内に感染者がいれば、すぐにクラスターになってしまう。そんな中、高校が決めたやり方は、「寮生を俗世から隔離する」というものだった。校内では通学生と寮生の接触を断ち、授業も別カリキュラムで行う。... 続きを読む
  • 僕が住む街でも、一昨日から再度、学校の臨時休校が始まった。5月10日までだから、2週間半。そして、それに合わせたわけではないのだが、僕もしばらく仕事がない。以前から書いているとおり、僕は自分のクリニックを後輩医師に4年ほど前に継いでもらい、その後も週に半日だけ診察を続けている。引継ぎをスムーズにするのが目的だったのだが、患者さんの中にはどうしても僕に診てもらいたいという奇特な方もいて、いまだに足抜けで... 続きを読む
  • コロナウイルス感染拡大の影響で、国内は異様な状況に陥ってる。そして、春休みまで学校が休みとは!ちなみに我が家には上から中3、小5、小3と3人の息子がいる。今日は家庭の現状を紹介したい。中3の長男は1月に早々と進学する高校が決まったので、2月は中学校をさぼらせ、丸々1カ月間、ニュージーランドに留学をさせていた。ホームステイをしながらの語学留学。1カ月ではそれほど上達はしないだろうと思っていたら、それ... 続きを読む

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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