• オミクロン株では感染者が急増するが、諸外国や沖縄をみる限り早期にピークを打ち、減少に転じるとの楽観的意見がワイドショーやSNS上で聞かれるようになった。本当にそう考えていいのだろうか?こちらはEric Topol氏のツイート。確かに多くの国で急拡大後、突然新規感染者数が減少に転じている様子がみてとれる。ところが「なぜこれが起きるか」についてはまともな考察がなく、専門家たちも首をひねるばかりだ。僕が考える唯一の... 続きを読む
  • 昨日の記事では「バンドエイド」が色の異なる5種類の絆創膏を公表した事例から、肌色論争について書いた。その後、そういえば随分前に、肌色に関するエッセイを読んだことがあったなと思い出した。本棚を探したら、あった。高島俊男著「お言葉ですが・・・」(文春文庫)の60ページ。1995年と記されているから、今からちょうど四半世紀前に書かれたことになる。当時、肌色の名称は人種差別につながらないかという疑問の声が教育現... 続きを読む
  • 肌色論争について興味がある人はどのくらいいるだろうか? 論争の存在すら知らない人も多いかもしれない。まずは少し古い記事だが、読売新聞オンラインニュースより抜粋。“米ジョンソン・エンド・ジョンソンのブランド「バンドエイド」は10日、色が異なる5種類のばんそうこうをオンライン上で公表した。黒人死亡事件で人種差別への非難が高まる中、様々な人種の肌の色に合う商品を提供し、人種問題に積極的に対応する姿勢を示... 続きを読む
  • 1月14日のミヤネ屋に岩田健太郎氏がリモート出演。そこで仰天の戦略をぶち上げた。「抑え込みをしないこともプランの一つ」「オミクロン封じ込め対策は、労多くして功少なし」この人の認識には現実社会とのずれが大きく、今までもたびたび批判してきた。(参考記事「岩田健太郎著『丁寧に考える新型コロナ』を丁寧に読んだ」)今回の発言もあまりにもひどいと思うので、僕の考えを述べる。岩田氏の念頭にあるのはイギリスだそうだ... 続きを読む
  • 先日、オミクロン株の脅威を訴える記事を上げた(オミクロン株は感染率は高いけど重症化率の低さで相殺される……って本当?)感染力と重症化率を比べたら前者のほうが圧倒的に重要であり、ゆえにオミクロンの脅威ははかり知れないという内容で、多くの人に支持を頂いたが、この考えはまだまだ主流になっていない。報道をみる限り、「感染率は高いが、その代わり重症化率は低い」と両者をイーブンに扱っている専門家、有識者ばかりだ... 続きを読む
  • Newton「パラドックス大図鑑」の紹介も今日で最終回。今日はクイズ形式にはなっていないので、読み物として気楽に楽しんで欲しい(もちろん挑戦してもらってもかまわない)。犯人のいない殺人事件?A氏、B氏、C氏の3人が砂漠をさまよっている。あるところで3人は、それぞれ別の道を歩いていくことにした。実はA氏とB氏はC氏のことをひどくうらんでおり、殺意を抱いていた。別れる前の晩、A氏はC氏の水筒にこっそり毒を入れておいた... 続きを読む
  • 一昨日に引き続き、Newtonの「パラドックス大図鑑」から。はじめに紹介するのは数学者ジョセフ・ベルトランによる「ベルトランの箱」。あなたの前に箱が3つある。それぞれ箱の中央に仕切りがあり、左右2つの部屋に分かれている。箱のふたも左右別々に開けることができる。外からはこの中身は見えない。そして、あなたに以下のことが伝えられる。「3つの箱のうちの1つには、左右両方とも金貨が入っている。もう1つには片方に金貨、... 続きを読む
  • 今日はパラドックス大図鑑の紹介を続ける予定だったのだが、どうしても書きたいことができたのでこちらを優先する。新型コロナウイルス、オミクロン株についてだ。オミクロン株はデルタ株と比べ重症化率が低く、入院が必要になる確率は30-50%程度。一方で感染力は強く、デルタ株の3-4倍とされている。よって重症化率の低さと感染率の高さが相殺され、脅威はデルタ株とあまり変わらないと主張する専門家が多い。1月10日のNHKニュー... 続きを読む
  • 昨年Newtonが出した「パラドックス大図鑑」がよかったので紹介する。以下はAmazonでの紹介文。逆説、あるいはパラドックスとは正しい、あるいは一見正しく見える前提からおかしな結論が導きだされてしまうことです。前提や、途中の考え方がまちがっていたり、あるいは、パラドックスそのものはまったく正しいのに,結論をおかしいと思う私たちの直感がまちがっているということもあります。パラドックスは、言葉や数字、論理といっ... 続きを読む
  • 自著、”幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” はamazonでも販売されていて、今までに多くのカスタマーレビューをいただいた。中で一番「役に立った」の票数が多いのは、DOG_EYEさんという方によるものだ。リンクその一部を抜粋させていただく。“人生の残り時間を意識し、その残り時間でなにをやりたいのか?それを自覚することの大切さを、この著書は教えてくれます。そして、著者の辿ったアーリーリタイア... 続きを読む
  • アーリーリタイアを果たすためには、ある程度のお金が必要なのは間違いがない。まずは自著 “幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” で勧めている投資法について触れる。一言でいえば、現代ポートフォリオ理論にもとづいた世界株分散投資だ。「そんなの常識だろう?」という人は、ごめんなさい。でもこの本を書いた6年前には今ほど知られてはいなかったのだ。とりあえずは基本から始めさせていただく。リンク... 続きを読む
  • アーリーリタイアして6年がたとうとしている。変わったことは、もちろん山ほどある。本を出し、講演をし、ヨガ・瞑想を試し、図書館に通い・・・。ただ今日はそういうことではなく、日常のちょっとした変化について書いてみたい。まず飲みに出る回数が減った。どうにもその気にならないのだ。おそらく、はけ口を求めるようなストレスがないからだと思う。聞いてもらいたい愚痴もない。特に夕方のジョギング後に風呂に入ると、もう... 続きを読む
  • 今日は自著 ”幸せの確率” について解説する。一言でいえば、「アーリーリタイアについて」の本であり、僕の知る限りでは、日本で最初に出版されたアーリーリタイア本だ。「アーリーリタイアなんて、一部の金持ちか成功者に限った話だろう?」と思う人もいるかもしれないが、断じて違う。「あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ」というサブタイトルを入れたのは、その点を強調するため。この本ではアーリーリタイアするた... 続きを読む
  • リタイアしたと周囲に告げると、わりとよくうけるのが「一日家にいると、奥さんが嫌がらない?」という質問だ。妻の方も同様に「ご主人がずっといると大変でしょう」と同情されることが多いそうなので、男女を問わず、「夫婦は適度に距離を置いた方が、妻にとっては快適なはず」と思っている人が多いことがうかがえる。確かに一日の大半を別々に過ごす生活を続けた後、急に一日中一緒にいることになれば、いくら惚れ合って結婚した... 続きを読む
  • 旧院長ブログから転載。7年前のお話しです。**************************************ぼくがいるよ日本語大賞、という賞があるのをご存じでしょうか?これは、NPO法人、日本語検定委員会が年に一回実施している作文・エッセイのコンクールで、小学生の部、中学生の部、高校生の部、一般の部の4つにわけられています。先日、第5回の同賞の発表があり、受賞作のうち、小学生の部の受賞作... 続きを読む
  • 白鳥春彦著、「この世に「宗教」は存在しない (ベスト新書)」を紹介する。リンクちなみに僕は伝統仏教のファンだ。仏教はそもそも釈尊が瞑想の上たどりついた哲学で、それが中国経由で伝わるとともに宗教としての色合いを強めていったという経緯がある。だから日本で一般的な大乗仏教は「宗教」と呼んで差し支えないものとは思うが、伝統仏教(昔は小乗仏教と呼ばれた)については宗教と呼ぶべきか議論のあるところで、ここまでは... 続きを読む
  • 今日は「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟 (集英社新書)の紹介。著者は諸富祥疲彦さんという心理療法家。1963年生まれだから、僕より5歳年上ということになる。リンク共感するところが多いなと思いながら読み進めたのだが、それもそのはず、ユングやマズローからの引用が多い。僕の考え方もそれらの偉人たちから大きな影響をうけているので、この本の著者と似た思想になって当然ということになる。以下はA... 続きを読む
  • 7年前のお話し。旧院長ブログより。*****************************************毒舌キャラ5歳の次男がどうも口が悪いのです。先日、おやつの時間になっても子供たちがなかなか食卓の椅子に座ろうとしないので、妻が「早く、きちんと座った子には多目にお菓子をあげるわよ」 と声をかけると、子供たちはとたんに大慌て。競うようにして自分の席に向かいます。その時にはすでに食卓の椅子... 続きを読む
  • さて、2022年の幕開け。僕がFIREしたのが2016年2月だから、来月で丸6年になる。あっという間……というのは嘘で、逆にまだ6年しかたっていないのかと驚いている。日々ルーティーンにしばられ、忙しい日々を送れば時間はあっという間にすぎるが、興味の湧いたことを始めたり、その分野の勉強をしたりしてすごせば体感的な時間の流れは遅くなるようだ。考えてみれば若い頃、1年はとても長かった。これは様々なことを経験し、成長してい... 続きを読む

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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