• 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「自由になる」から1本。“知識から自由になる内面を見つめる力や集中力や落ち着きといった能力を高めるトレーニングをするかわりに知識を増やそうとするのは、愚か者の証。哲学・政治学・経済学・心理学・文学・さまざまな言語なんかの知識をむやみに増やすことによって、記憶のメインメモリーは不必要な情報のノイ... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「友を選ぶ」から1本。“心の改善を目指す友と出会えなかったらもし君が、人生の道のりを歩むにあたって、心の改善を目指す友に出会えないなら。ともに心の成長に励める、そんな貴重な友に出会えないなら。せっかく征服した国を惜しみなくさらっと捨てる王様みたいに、ただ独りぼっちで歩むのが潔い。まるでインド犀... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「業(かるま)を変える」から1本。“君は、これまで君の心が思ったことの集合体君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立っている。すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。君が... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「比べない」から1本。“生意気さは苦しみを増幅させる生意気さは、君の苦しみを、知らず知らずのうちに増幅させる。自分の意見を押し通すことに成功してその味をしめてしまうと、君は前より一歩ほど、さらに生意気な言い方をするようになるだろう。このように、自分の意見を押し通そうとするなら、それに失敗すると... 続きを読む
  • 今回紹介するのは小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。ブッダが直弟子の出家修行者に説いていた内容を、現代人にも意味が体感できるように小池氏が意訳した力作で、190本のフレーズが12種類のテーマに分類されている。今週はこの本の中から毎日1つずつ、現代語に蘇ったブッダの言葉を紹介していきたい。初日の今回は「怒らない」の章から1本。リンク“もし君が、誰かに悪口を言われて傷つきそ... 続きを読む
  • 先日、中学校2年生の次男が14回目の誕生日を迎えた。親からのプレゼントは特になし。というのも我が家の次男は子供とは思えないほど物欲がなく、毎年、「何か欲しいものはないか?」と聞くのだが、「特にない。いつか欲しいものができたときのためにとっておいていい?」と聞き返される状態がここ数年間続いている。そんな中で迎えた誕生日当日、離れて寮で暮らしている高校3年生の長男から、次男宛てにプレゼントが届いた。妙に... 続きを読む
  • 今回紹介するのはオーストラリアで緩和ケアに長く携わってきた看護師、ブロニー・ウェアによって書かれた、「死ぬ瞬間の5つの後悔」(新潮社)。リンク著者によると後悔トップ5の内容は、「自分に正直な人生を生きればよかった」、「働きすぎなければよかった」、「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」、「友人と連絡を取り続ければよかった」、「幸せをあきらめなければよかった」であり、逆に「もっとお金が稼ぎたかっ... 続きを読む
  • 昨日、「いってきます」と「おやすみなさい」を言うときは、できるだけ上機嫌でいるべきと書いた。なぜならそれが人生で最後に交わす言葉になる可能性が比較的高いから。いくらなんでも大袈裟だと感じた人も多いかもしれない。しかし、例えその後死ぬ運命にはいなかったとしても、これらの言葉を丁寧に交わす意義は大きいのだ。今日はそれについて、自著「4週間で幸せになる方法」から引用して紹介したい。リンク皆さんはピーク・... 続きを読む
  • 家族に定期的に話すことがある。どんなに機嫌が悪くても、たとえ喧嘩をしていても、「いってきます」と「おやすみなさい」は可能な限り上機嫌で言いなさい、と。だって次にまた会えるかはわからない、つまりその後、相手が死んでしまう可能性だってあるのだから。死を身近に感じる機会がほとんどない息子たちは「まさかあ」と笑う。そんなとき、僕は真顔で子供たちに説明する。父さんも母さんも、いつか死ぬ。多分君たちより先に死... 続きを読む
  • 今回紹介するのは本田直之著「ゆるい生き方(大和書房)」。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす著者が、ストレスフリーな生活習慣について書いている。気楽に読めて、かつ読後感もいい。僕が特に気に入ったのは「エレベーターの『閉』ボタンを押さない」というところ。p114“わたしがハワイで生活するようになって、まず最初に驚いたのは季候でも料理でもなく、エレベーターでした。現在わたしが住んでいるコンド... 続きを読む
  • 今日は昨日紹介したダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」にちょっと捕捉。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたこの本の本題からは逸れるのだが、参照されている内容が興味深かったのでその部分を紹介したい。p148“私は、大主教が言っていることを支持する驚くべき話を聞いた。スタンフォード大学の共感と利他精神研究センターの創設者... 続きを読む
  • 今回紹介するのはダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたものだ。ふたりのノーベル平和賞受賞者による対談だから、中身が薄いわけがない。全編にわたり引用したい箇所だらけだが、そういうわけにもいかないので、「広い視点」をキーワードにしていくつか紹介したい。p190“ダライ・ラマと大主教(内... 続きを読む
  • 僕はアーリーリタイア後、資産額を把握しようとするのをやめた。なかなか信じてもらえないのだが、僕なりの理由がある。まず、アーリーリタイアを目指すと決めた数年前に、徹底的に計算した。そのときは複数ある証券口座、銀行預金、そしてどの生命保険がいつ解約でき、いくら入るかまで、事細かくチェックした。その結果「あと2年働けば、贅沢な暮しを望まない限り、アーリーリタイアしても大丈夫なはずだ」と判断することになる... 続きを読む
  • Twitterで持ち家と賃貸とどちらが得か? との論争をたまにみかける。リスクと期待リターンとの関係を理解していれば、さして難しい問題ではないと思うのだが、そこそこ経済に詳しそうな人までも加わって論争が繰り広げられる様子に驚かされることも。リスクを説明するために一旦不動産から離れ、自著「幸せの確率 あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から一部を引用する。仕事をすれば報酬を与えられること、そして、成... 続きを読む
  • 今日は自著「4週間で幸せになる方法」を紹介させていただく。以下、まえがきから引用。どうやったら幸せな日々を送ることができるのか?これは誰にとっても大切な課題だと思う。人生における、最大のテーマと言ってもいいかもしれない。幸せになるための思考や行動における工夫は、数多く知られている。古くは哲学、宗教の場において熱く議論されてきたし、最近では脳科学を始め、医学的なアプローチも多くみられるようになった。... 続きを読む
  • 自著「4週間で幸せになる方法」の宣伝もかねて(よっ、正直者!)、本ブログでは幸福の名言を紹介し、それについて幸福学のデータから解説を加えるという記事づくりをしている。ネタ探しの一環として、増井金典著『名言・格言・ことわざ辞典(ミネルヴァ書房)』という本を図書館で借りて読んだのだが、これがなんともすさまじい。リンクまずは名言、つぎにそれを言った人物名、最後に増井氏による解説が続く構成になっている。そ... 続きを読む
  • 伊集院静という作家が好きだ。特に古いエッセイが好きで、時折本棚から引っ張り出しては眺めている。以下は「時計をはずして(文春文庫)」より抜粋(残念ながら現在は絶版)。“初めてスキー場に行ったのは、二十歳の頃だ。私はアルバイト先の社長と12月の31日に志賀の湯田中の駅前で待ち合わせをした。昼過ぎに湯田中の駅に着いた。大雑把な社長で、31日に湯田中の駅前でな、と言われた。何時に来るのかもわからなかった。その頃... 続きを読む
  • 「フィリップ・マーロウの教える生き方」の紹介。リンクフィリップ・マーロウは作家、レイモンド・チャンドラーが描く探偵で「長いお別れ」などで有名。この本はフィリップ・マーロウの言葉をまとめた、さしずめ名言集のような造りになっている。個人的に興味深く感じたものをいくつか並べてみる。「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まりごとになる。... 続きを読む
  • コロナ禍が始まって2年と8カ月。すっかりマスクに慣れたという人も巷には多いようだ。僕は感染拡大初期から日本はじめアジア諸国で感染が広がりにくい理由を「マスク」と考え、自分なりの啓蒙活動を続けてきたのだが、実は僕自身はほとんどマスクをしていない。する機会がないのだ。今でも週に半日だけ外来を担当しているから、その間はもちろんする。マンション住いなのでエレベーターではつける。となるとマスクの装着時間は週に... 続きを読む
  • 昨日の続きで、関連する名言の紹介。イギリスの詩人であり、画家、クリスティナ・ロセッティ(1830~1894)による名言。ちなみに彼女はダンテの妹だそうだ。“覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”前回、遺伝子プログラムに逆らって楽観的になる方法があると書いた。この名言がそっくりそのまま当てはまるのだ。脳科学分野において「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的... 続きを読む
  • 久々の名言シリーズ。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はユダヤのことわざ。“明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから。”これもまったくその通り。翌日に控えた大事な会議が心配なあまりボーっとして歩いて、車に轢かれ... 続きを読む
  • 今日は英検準2級から2級への道のりについて。選んだのは高校生用の英語教材DUO(デュオ)セレクト。リンク378の例文が紹介され、例文1つあたり4つの重要語が覚えられるという効率の良さが売りだ。これを前回紹介した「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で行ったのと同様に1日1頁(2例文)やっていけば、忙しくてできない日があることを計算に入れても、大体1年あればマスターすることができる。定期的、規則的に復習するのも前回... 続きを読む
  • 昨日は僕が英語教育を重視する理由について述べた。今日は実際の勉強法について。これは子供への教育はもちろん、英語を話せるようになりたい大人にも活用してもらえるはずだ。まず手始めはローマ字。ローマ字から始めるデメリットもないわけではないが、やはり無難だし、日本人には馴染みやすい。それが終わったら本格的に学習をスタートする。語学の基本は、なんといっても基本文を暗記すること。しんどい作業だが、ここを飛ばし... 続きを読む
  • 去年の秋、「我が家の英語学習法」なる記事を上げ、下のように結んだ。https://fire-earlyretire.com/blog-entry-644.htmlとりあえず現時点で僕に書けるのはここまで。いろいろと工夫しながらよりよい英語学習法を模索している最中だ。できれば1年後、子供たちの英検2級合格の報告とともに、さらにブラシュアップされた英語学習法を紹介できればと思っている。今年の秋、息子たちに英検2級を受験させる予定でいたのだが、小学校6年... 続きを読む
  • 先日、SNSで「家庭が貧乏だと塾へも行けず、いい大学に行くチャンスはない」といった趣旨のコメントが物議を醸し、賛否両論が聞かれた。僕自身は高校時代、塾へは夏季講習しか行っていない。それでも医学部に行けた、とドヤる意図はない。僕はIQが高いタイプではないので、高校の授業についていくのが精一杯で、さらに塾へ行くなど時間的に無理だった。そんな中、多くの医師が、「和田秀樹氏の受験マニュアルから『勉強の要領』を... 続きを読む
  • 鳥谷朝代著「12歳から始めるあがらない技術」を読んだ。リンク僕自身、どちらかといえばあがり症の部類に入ると思うが、社会に出て医師・作家として学会発表や講演をこなすにつれ、かなり太々しくなってきている。僕の3人息子では、しいていえば次男が大きなイベントの前には緊張しやすいのに加え、3男は通常のテストではまったく緊張しないのだが、面接など対人系のイベントではあがってしまう。でもまあ、その程度。というわけで... 続きを読む
  • 夏になるとコロナが好きになる。もちろん新型コロナウイルスではなく、ビールの話。瓶にスライスしたライムを入れて、瓶のまま飲む、あれだ。食事と楽しむときは普通のビールも飲むが、それ以外ではほぼコロナビール一色ということになる。ところが夏が終わり暑さが一段落すると、途端に飲みたくなくなる。そこからはいつもの国産のビールに逆戻りだ。そして首をひねることになる。なんで夏の間は、あんなにコロナばかり飲んでいた... 続きを読む
  • 斎藤孝著「上機嫌の作法」を興味深く読んだ。リンクまずは冒頭部分から引用。p11なんて無意味に機嫌の悪い人が多いのでしょう。(中略)くよくよして、むっとして、無気力でいて、何か新しいものが生まれるのでしょうか?私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。半ば同意。ただし不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」というより、もっと直截に「上機... 続きを読む
  • 今日は引き続き、アルボムッレ・スマナサーラ著「「怒らないこと」。人の怒りの矛先が自分に向いた場合の対処法について紹介する。リンク“ののしっている相手に対して「ああ、そちらはすごく怒っているのだ。苦しいでしょうね。手も震えているようだ。簡単に怒るような性格みたいです。これからもいろいろたいへんなことに出あうでしょうね。それで大丈夫ですか? 心配ですよ」の気持ちで説明してあげればいいのです。”“いつも以... 続きを読む
  • アルボムッレ・スマナサーラ氏による名著、「怒らないこと」がいつのまにか文庫化されていた。心の平穏を求めるすべての人にとって、常備し、ときおり読み返すべき本だと僕は考えている。リンクまずは冒頭付近。“怒るのは簡単ですが、怒りっぱなしの人生はとても暗くて苦しいものです。楽しく気楽に幸せで生きていたいという夢を持ちつつも、それが一向にかなわないのは「ポストが赤いのにも腹が立つ」といった調子で、人生が怒り... 続きを読む

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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