• 先週末は多くのハロウィンイベントが開催されたようだ。僕自身はハロウィンでの思い出は多くないが、30年近く前、英語学校に努める友人にパーティーに誘われ、生徒でもないのに参加したことがある。「白衣を着ていけばいいの?」と聞いたら「まじめにやれ」と怒られたので、わざわざお化けの仮装道具を購入。「面倒くさいなあ」とグズグズの気分で会場に向かったものの、参加してみればそれなりに楽しいもので(酒が入れば大抵のこ... 続きを読む
  • 以前、こんなツイートが流れてきた。●FIRE?何だかなあ流行りのFIRE(経済的自立FIで早期リタイアRE)。必要資産は年収25倍、4%運用で年収分を賄うとか。でも…投資で早期25倍達成なら、支出もリスクも嗜好が変わるのが「心の会計」かと。しかもREって閉塞感の裏返し?脳のシワが間延びしそうREより、マネーを活かす言葉がほしいかな。再三書いて来たように、僕はFIRE信者ではないし、あまり影響をうけていない。というのも僕がアー... 続きを読む
  • 自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。リンク毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。6日... 続きを読む
  • 現在55歳。アーリーリタイアして7年たつが、今でも繰り返し見る悪夢がふたつある。リンクひとつは高校生に戻るというもの。ただし、なぜか年齢は今のまま。学校に行きたくないなあ、でも出席日数足りるかなあ、まずいなあ、とウダウダ思い悩むという、なんともしまりのない夢だ。実は高校時代、僕はけっこう学校をさぼった。不良だったわけではない。授業をうけるよりも、家で勉強をしたほうが効率がいいように思えたのだ。答えは... 続きを読む
  • 今日は元内閣総理大臣にして、「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介(1896年-1987年)。長生きの秘訣について言った言葉。“転ぶな、風邪引くな、義理を欠け”転ぶな、風邪引くな、までは常識的な心掛けだから、やはりこの言葉のミソは、3つめの「義理を欠け」にあるのだと思う。一般的には酒の席をはじめ、義理で付き合うとどうしても体に負担がかかるから、という理由だと考えられているが、今日は僕流にちょっとうがった見方をしてみ... 続きを読む
  • 「4週間で幸せになる方法」という本を出したこともあり、本ブログでは幸福に関する名言を時折紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はデモクリトス。“人間どもが幸福なるは、身体によるものにあらず、金銭によるものにあらずして、むしろ心の正しさと知恵の多さ... 続きを読む
  • 自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。リンク今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。5日... 続きを読む
  • 幸福の名言、今日はウィリアム・サマセット・モーム(1874年- 1965年)。イギリスの小説家、劇作家で、医師でもある。同じく医師であり、作家でもある僕としては、大いに親近感を覚えるところである(イッショニスルナッテ)。彼の名言はこれ。“人間の不幸のひとつは、彼らがはや性的魅力を失ってからずっと以後まで、性欲だけが残っていることである。”僕の馴染みのバーに、スティングという店がある。カウンターだけの小さな店で... 続きを読む
  • 今日は瞑想について書いてみる。自著「4週間で幸せになる方法」、あるいはこのブログを通じて、瞑想に興味をもってくれた人がどのくらいいるだろうか?いるとしたら、うまくいっているだろうか?僕自身が瞑想に興味をもち始めた頃、最初に困惑したのは、本によって言っていることがかなり違うと言う点。「無」を目指せ、という本もある一方、雑念が浮かんでもいいから、それに「気づき」を入れるのが肝心、という本もある。僕自身... 続きを読む
  • 最後にもう1回、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」より。リンク最終回の今日は、「死と向きあう」から1本。“君にもいずれ、死が訪れる君にもやがて、身体が崩壊し、死が訪れるときがくる。その崩壊のときがくる前に、君に話しておくべきことがある。「欲しい欲しい、足りないよー」という欲望を手放して、安らぐこと。過去から貯めこんできた記憶への執着を手放して、軽やかに、今この瞬間... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「自由になる」から1本。“知識から自由になる内面を見つめる力や集中力や落ち着きといった能力を高めるトレーニングをするかわりに知識を増やそうとするのは、愚か者の証。哲学・政治学・経済学・心理学・文学・さまざまな言語なんかの知識をむやみに増やすことによって、記憶のメインメモリーは不必要な情報のノイ... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「友を選ぶ」から1本。“心の改善を目指す友と出会えなかったらもし君が、人生の道のりを歩むにあたって、心の改善を目指す友に出会えないなら。ともに心の成長に励める、そんな貴重な友に出会えないなら。せっかく征服した国を惜しみなくさらっと捨てる王様みたいに、ただ独りぼっちで歩むのが潔い。まるでインド犀... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「業(かるま)を変える」から1本。“君は、これまで君の心が思ったことの集合体君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立っている。すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。君が... 続きを読む
  • 今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「比べない」から1本。“生意気さは苦しみを増幅させる生意気さは、君の苦しみを、知らず知らずのうちに増幅させる。自分の意見を押し通すことに成功してその味をしめてしまうと、君は前より一歩ほど、さらに生意気な言い方をするようになるだろう。このように、自分の意見を押し通そうとするなら、それに失敗すると... 続きを読む
  • 今回紹介するのは小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。ブッダが直弟子の出家修行者に説いていた内容を、現代人にも意味が体感できるように小池氏が意訳した力作で、190本のフレーズが12種類のテーマに分類されている。今週はこの本の中から毎日1つずつ、現代語に蘇ったブッダの言葉を紹介していきたい。初日の今回は「怒らない」の章から1本。リンク“もし君が、誰かに悪口を言われて傷つきそ... 続きを読む
  • 今回紹介するのはオーストラリアで緩和ケアに長く携わってきた看護師、ブロニー・ウェアによって書かれた、「死ぬ瞬間の5つの後悔」(新潮社)。リンク著者によると後悔トップ5の内容は、「自分に正直な人生を生きればよかった」、「働きすぎなければよかった」、「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」、「友人と連絡を取り続ければよかった」、「幸せをあきらめなければよかった」であり、逆に「もっとお金が稼ぎたかっ... 続きを読む
  • 昨日、「いってきます」と「おやすみなさい」を言うときは、できるだけ上機嫌でいるべきと書いた。なぜならそれが人生で最後に交わす言葉になる可能性が比較的高いから。いくらなんでも大袈裟だと感じた人も多いかもしれない。しかし、例えその後死ぬ運命にはいなかったとしても、これらの言葉を丁寧に交わす意義は大きいのだ。今日はそれについて、自著「4週間で幸せになる方法」から引用して紹介したい。リンク皆さんはピーク・... 続きを読む
  • 家族に定期的に話すことがある。どんなに機嫌が悪くても、たとえ喧嘩をしていても、「いってきます」と「おやすみなさい」は可能な限り上機嫌で言いなさい、と。だって次にまた会えるかはわからない、つまりその後、相手が死んでしまう可能性だってあるのだから。死を身近に感じる機会がほとんどない息子たちは「まさかあ」と笑う。そんなとき、僕は真顔で子供たちに説明する。父さんも母さんも、いつか死ぬ。多分君たちより先に死... 続きを読む
  • Newton「パラドックス大図鑑」の紹介も今日で最終回。今日はクイズ形式にはなっていないので、読み物として気楽に楽しんで欲しい(もちろん挑戦してもらってもかまわない)。犯人のいない殺人事件?A氏、B氏、C氏の3人が砂漠をさまよっている。あるところで3人は、それぞれ別の道を歩いていくことにした。実はA氏とB氏はC氏のことをひどくうらんでおり、殺意を抱いていた。別れる前の晩、A氏はC氏の水筒にこっそり毒を入れておいた... 続きを読む
  • 昨日に引き続き、Newtonの「パラドックス大図鑑」から。はじめに紹介するのは数学者ジョセフ・ベルトランによる「ベルトランの箱」。あなたの前に箱が3つある。それぞれ箱の中央に仕切りがあり、左右2つの部屋に分かれている。箱のふたも左右別々に開けることができる。外からはこの中身は見えない。そして、あなたに以下のことが伝えられる。「3つの箱のうちの1つには左右両方とも金貨が、1つには左右両方とも銀貨が入っている。... 続きを読む
  • 今日はNewtonの「パラドックス大図鑑」のご紹介。以下はAmazonでの紹介文。逆説、あるいはパラドックスとは正しい、あるいは一見正しく見える前提からおかしな結論が導きだされてしまうことです。前提や、途中の考え方がまちがっていたり、あるいは、パラドックスそのものはまったく正しいのに,結論をおかしいと思う私たちの直感がまちがっているということもあります。パラドックスは、言葉や数字、論理といった実体のないものも... 続きを読む
  • 今日は昨日紹介したダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」にちょっと捕捉。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたこの本の本題からは逸れるのだが、参照されている内容が興味深かったのでその部分を紹介したい。p148“私は、大主教が言っていることを支持する驚くべき話を聞いた。スタンフォード大学の共感と利他精神研究センターの創設者... 続きを読む
  • 今回紹介するのはダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたものだ。ふたりのノーベル平和賞受賞者による対談だから、中身が薄いわけがない。全編にわたり引用したい箇所だらけだが、そういうわけにもいかないので、「広い視点」をキーワードにしていくつか紹介したい。p190“ダライ・ラマと大主教(内... 続きを読む
  • 僕はアーリーリタイア後、資産額を把握しようとするのをやめた。なかなか信じてもらえないのだが、僕なりの理由がある。まず、アーリーリタイアを目指すと決めた時点で、徹底的に計算した。そのときは複数ある証券口座、銀行預金、そしてどの生命保険がいつ解約でき、いくら入るかまで、事細かくチェックした。その結果「あと2年働けば、贅沢な暮しを望まない限り、アーリーリタイアしても大丈夫なはずだ」と判断することになる。... 続きを読む
  • 持ち家と賃貸とどちらが得か? との議論がある。リスクと期待リターンとの関係を理解していれば、さして難しい問題ではないと思うのだが、そこそこ経済に詳しそうな人までも加わって論争が繰り広げられる様子に驚かされることも。リスクを説明するために一旦不動産から離れ、自著「幸せの確率 あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から一部を引用する。仕事をすれば報酬を与えられること、そして、成功すればさらに多く... 続きを読む
  • 自著「4週間で幸せになる方法」の宣伝もかねて(よっ、正直者!)、本ブログでは幸福の名言を紹介し、それについて幸福学のデータから解説を加えるという記事づくりをしている。ネタ探しの一環として、増井金典著『名言・格言・ことわざ辞典(ミネルヴァ書房)』という本を図書館で借りて読んだのだが、これがなんともすさまじい。リンクまずは名言、つぎにそれを言った人物名、最後に増井氏による解説が続く構成になっている。そ... 続きを読む
  • 伊集院静という作家が好きだ。特に古いエッセイが好きで、時折本棚から引っ張り出しては眺めている。以下は「時計をはずして(文春文庫)」より抜粋(残念ながら現在は絶版)。“初めてスキー場に行ったのは、二十歳の頃だ。私はアルバイト先の社長と12月の31日に志賀の湯田中の駅前で待ち合わせをした。昼過ぎに湯田中の駅に着いた。大雑把な社長で、31日に湯田中の駅前でな、と言われた。何時に来るのかもわからなかった。その頃... 続きを読む
  • 「フィリップ・マーロウの教える生き方」の紹介。リンクフィリップ・マーロウは作家、レイモンド・チャンドラーが描く探偵で「長いお別れ」などで有名。この本はフィリップ・マーロウの言葉をまとめた、さしずめ名言集のような造りになっている。個人的に興味深く感じたものをいくつか並べてみる。「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まりごとになる。... 続きを読む
  • 昨日の続きで、関連する名言の紹介。イギリスの詩人であり、画家、クリスティナ・ロセッティ(1830~1894)による名言。ちなみに彼女はダンテの妹だそうだ。“覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”前回、遺伝子プログラムに逆らって楽観的になる方法があると書いた。この名言がそっくりそのまま当てはまるのだ。脳科学分野において「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的... 続きを読む
  • 久々の名言シリーズ。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はユダヤのことわざ。“明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから。”これもまったくその通り。翌日に控えた大事な会議が心配なあまりボーっとして歩いて、車に轢かれ... 続きを読む
  • 今日で僕は55歳になる。四捨五入するとめでたく100歳だ。誕生日の記事など書いたこともないが、55歳というのもなんとなくキリがいい気がするので、今日はこれまでのFIRE生活を振り返ってみたい。リタイアしたのが2017年2月だから、6年半の月日が流れたことになる。リタイア生活がたった6年半というのは、にわかには信じがたい。というのも、ゆうに10年は過ぎたような気がしているからだ。年と共に月日が流れるのが早くなり、1年が... 続きを読む

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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