セミリタイアブログを眺めているとよく目に留まるのが「節約術」についての記載。リタイアした人、あるいはリタイアを目指している人にとって、とても重要なポイントだと思う。
そこで今日は僕自身が実践している節約術のうち、自信をもってお薦めできる3つのやり方を紹介したい。
① 外食にお金をかけない
僕は週に1度、妻とランチを食べに行くが、その他は友人と約束がない限り外食をしない(そして僕に友人は多くない)。
そもそも僕は朝ご飯は食べないし、昼も軽く済ませることが多い。食べる時間、満腹によって思考が鈍る時間、さらにそれほどおいしくもないものでカロリーを摂ってしまうことがもったいなく思えるからだ。
夜ひとりで飲みに出ることもあるが、その場合も夕食は家ですませてから出掛ける。ひとりで食べる食事は味気なくていけない。
② 休日は公園で過ごす
僕は公園が好きで、天気がよければまず間違いなく出掛ける。
子供たちと一緒に近所の公園で短時間だけ過ごすこともあれば、遊具の充実した遠方の公園に弁当をもって出かけ、丸一日過ごすこともある。子供たちも喜ぶし、僕もリフレッシュできる。そしてお金がかからない。
テーマパークや遊園地、スキー場といった施設に子供を連れて行けば、もちろん子供はもっと喜ぶと思う。
しかしそのような刺激の強い、そしてお仕着せの遊びに慣れさせてしまうことは、子供の創造性や、「単調な時を楽しむ能力」を育む上で得策ではないと僕は考えている(ラッセルの幸福論を参考にした)。
③ 物を買わない
物質的な欲望を満たすことによる幸福なんてつまらないものだとある時ストンと腑に落ちて、それ以来、物欲がほぼ消滅してしまった。
それに僕はすっきりとした収納が好きだ。クローゼットやタンスの中を使いやすくたもちたいので、そのためにも物を増やしたくない。
だからよほどの理由がないと物を買わない。
参考にしてもらえただろうか?
えっ? 極端過ぎてさっぱり参考にできない?
このくらいの発想の転換はしないと、40歳代でのリタイアは難しいというのが僕の意見だ。
爪に火を灯すような細かい節約術ではなく「外食にお金をかけない」「休日は公園オンリー」「物を買わない」といった大胆な節約法のほうが、逆によりすっきりとした気持ちで出費額を減らせるように思える。
もちろん節約できる額だって、そのほうが大きい。
たとえば今週一杯は「絶対に必要な物」以外一切買わないと決めて生活するというのはどうだろう? 自分にとって物欲とは何なのか、感覚的に理解できるかもしれない。
さらに買おうかどうか迷わないですむ分、逆にいつもより快適に過ごせる可能性だってある。
近年、幸福学分野でのリサーチにより人は我慢する機会が減り過ぎたり、ある程度以上選択肢が増えたりすると幸福度が低下することがわかってきている(先進国に生きる、我々こそが該当する)。
よりテクニカルな節約術については行動経済学の知見を元に、自著“幸せの確率”の中で、かなりの頁を割いて詳述しているので、興味のある方は是非手にとってもらいたい。
とちゃっかりと宣伝もしたところで、今回はお終い。
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