完全リタイアから1か月。生活、心境の変化を報告する。


僕は2016年にアーリーリタイアし、翌年には「幸せの確率―あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」という本を上梓しているが、医院を継承してくれた後輩医師への移譲を円滑に進めるため、その後も週に4時間、水曜日の午前中だけ診察を続けてきた。
しかし先月末でそれも終了。2度と白衣を纏うことはないであろう、完全リタイアの身となった。
人生最後の診察を終えてきた。

結局、医師として30年間働いたことになる。
大きな組織に属しならがらの、研修医、大学院生(研究)、勤務医としての期間が10年。
開業医として15年。
最後におまけの週半日勤務が5年間。
「せっかく医師になったのにアーリーリタイアなんてもったいない」
と言われることもあるが、実際に書いて並べると人生のそれなりの期間を診療に捧げた気がしなくもない。

「週に半日、水曜日の午前中だけ診察するなんて、むしろ理想的なのに」
と言われることもある。
多くの人にとっては完全リタイアより、ほんの少し働く方がバランスのいい生活環境にみえるようだ。しかし個人的にはその半日を負担に感じ続けていて、毎週火曜日には、
「明日は仕事かあ。気が重いなあ」
と、一般の人が日曜日の夜に感じるのと同様の感想を抱いていた。
日曜日の夜になると憂鬱になる心理状況を、日曜日夜の長寿テレビ番組になぞらえ、サザエさん症候群と呼ぶらしい。
僕の場合はサザエさん症候群ならぬ、さんま御殿症候群であったことになる(サザエでなくサンマw)。
それがなくなった今は空に抜けるような開放感があり、週半日の診察は、やはりそれなりのストレスだったのだと実感している。
とはいえ、生活自体は変わらない。相変わらず、ブログ、各種勉強、筋トレ、ジョギング、ピアノ、読書、瞑想、息子たちの家庭教師、酒、時には映画をルーティーンのように淡々とこなす日常を送っている。
はっちゃけて夜通し騒ぐことも、放浪の旅にでることもない。
生活のリズムを崩さない静かな生活が、やはり自分には合っているようだ。
もう少し子供が大きくなって、かつ、パンデミックから世界が完全に抜け出す時がきたら、妻と長めの旅をしたいとは思っているが、今はそのタイミングではないと思っている。
まだ50歳台半ば。今後いくらでもチャンスはあるはずだ。

完全リタイア後の生活について書いてほしいというリクエストが多く、おもしろいエピソードのひとつも紹介したかったのだが、とりとめのない話になってしまった。
刺激を求めるのではなく、毎日を平穏に、かつ全力で生きる。
しばらくはこれでやっていこうと思っている。 



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我が家の年末恒例。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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