p161~
小説を読んでいると、旦那さんから生産性が低いと非難されます。どうせなら“成功者の習慣”のような自己成長を促す本を読むようにとのこと。隠れて読むのもなんだか変です。
村上さんはどのようにお考えでしょうか?(37歳 女性)
これにも大いに同意。はあ、そうですか。でも生産性の低いものって、けっこう必要なんですよね。生産性の高いものばかり追求していると、人間がだんだん薄くなります。どうしてかはわからないけど、なんか確実に薄くなるんです。薄くなっても、お金が入ってくればいいじゃん、楽しく暮らせればいいじゃん、ということであれば、問題はぜんぜんないんだけど、でもそればっかりじゃいやですよね? だからときどき生産性の低いものも読んでください。あまりお金儲けにはつながりませんが。
なるほど、斬新!p432~
僕の考える結婚の基準ですか? とても単純です。「この人と一緒にいたらぜったいに退屈しないだろうな」と思えることです。どんなに素敵な人でも、どれほどいろんな条件が揃った人でも、「退屈だな」と感じたら、まずやっていけません。退屈なのってきついですよ。これはもちろん僕の個人的な見解に過ぎませんし、異論もあるとは思いますが。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。