デンゼル・ワシントンがあまりにも強いため、安心して楽しめた。しかし暴力シーンの迫力がすごすぎて、子どもたちと観るのは少し躊躇してしまう。PG12だし(ちなみに1の方が2よりよかったが、2も決して悪くない)。デンゼル・ワシントンが、アカデミー主演男優賞を受賞した「トレーニング デイ」のアントワン・フークワ監督と同作以来13年ぶりに再タッグを組んだアクションサスペンス。共演に人気女優クロエ・グレース・モレッツ。元CIAエージェントのマッコールは、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのマッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく。
2014年製作/132分/PG12/アメリカ
原題:The Equalizer
うん、これまた面白い! やはり暴力シーンはそこそこ迫力があるが、イコライザーよりは見やすいので、息子たちとはまずこれを見て反応をチェックしよう!「エネミー・オブ・アメリカ」「スパイ・ゲーム」のトニー・スコット監督がA・J・クィネルのベストセラー「燃える男」を映画化。暗殺任務に明け暮れる日々に疲弊していた元CIAの特殊工作員クリーシーは、9歳の少女ビタの護衛を引き受け、彼女の純真さに癒されていく。そして彼女が誘拐犯に拉致されたとき、彼の過激な追跡が始まる。2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントンと「アイ・アム・サム」の天才子役、ダコタ・ファニングが共演。
2004年製作/146分/アメリカ
原題:Man on Fire
上記3作品と比べると迫力不足で、特におすすめではないけれど、逆に迫力不足ゆえに家族で見るにはちょうどいい気もする。1974年にも「サブウェイ・パニック」として映画化されたジョン・ゴーディのベストセラーを、トニー・スコット監督&デンゼル・ワシントンが4度目のコンビで再映画化。冷徹な犯人グループのリーダー役でジョン・トラボルタが共演。ニューヨークの地下鉄ペラム123号が乗っ取られ、犯人グループは乗客を人質に身代金1000万ドルを要求。地下鉄運行指令室に勤務するガーバーは、犯人からの無線を受けたことから、そのまま交渉役を務めることになり……。
2009年製作/105分/アメリカ
原題:The Taking of Pelham 123
アーミッシュの生活様式も興味深く、子供たちも興味をもつかもと思いながら観ていたけど、後半からは完全に大人の物語。子供にはわからないだろうなあ。残念。「誓い」「危険な年」のピーター・ウィアー監督が、ハリソン・フォードとコンビを組んだサスペンスドラマ。アメリカ・ペンシルバニアの片田舎で、文明社会から距離を置き、17世紀の生活様式を守って暮らすアーミッシュ。その村出身の子供サミュエルがフィラデルフィア駅のトイレで殺人事件を目撃する。捜査を担当する刑事ジョン・ブックが、サミュエルと母親のレイチェルを署に連れて聴取を行うと、サミュエルはジョンの同僚刑事のマクフィーが殺人事件の犯人だと告白する。共演にケリー・マクギリス、ダニー・グローバー。
1985年製作/112分/アメリカ
原題:Witness
以前はまったシャマラン監督による作品。「シックス・センス」「ヴィジット」のM・ナイト・シャマランが、ジェームズ・マカボイを主演に迎えてメガホンを取ったサイコスリラー。見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。
2017年製作/117分/G/アメリカ
原題:Split
熟練のウディ・アレン節。見るのは二度目だけどやはりいいなあ。ウッディ・アレン監督が1930年代ハリウッド黄金時代を背景に、きらびやかな社交界(カフェ・ソサエティ)に身を置くことになった青年の恋や人生を描いたロマンティックコメディ。映画業界で働くことを夢見るニューヨーク生まれの青年ボビーは、業界の有力者である叔父フィルを頼ってハリウッドにやってくる。フィルの秘書を務める美女ヴォニーに心を奪われたボビーは、映画スターやセレブリティを相手に、フィルの下で働きながらヴォニーと親密になっていくが、彼女には思いがけない恋人の存在があった。「ローマでアモーレ」でもアレン監督と組んだジェシー・アイゼンバーグが主演を務め、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート、テレビドラマ「ゴシップガール」のブレイク・ライブリー、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のスティーブ・カレルらが共演。アレン監督が自らナレーションを務める。女優陣が着こなすシャネルなどの華やかな衣装にも注目。
2016年製作/96分/G/アメリカ
原題:Cafe Society
アカデミー賞をとった代表作「アニー・ホール」より5年も前の作品。久々に観たけど、やはり面白い。若手喜劇人の代表ウッディ・アレンのヒット舞台劇の映画化。ボガードの代表作「カサブランカ」のパロディーで、原題のPlay it Again Samは、ボガードが昔の恋人バーグマンをなつかしんで、黒人のピアノ弾きサムに思い出の曲を頼む時のセリフから引用したもの。出演はウッディ・アレン、ダイアン・キートン、トニー・ロバーツ、ジェリー・レイシー、スーザン・アンスパック、ジェニファー・ソールト、ジョイ・バングなど。
1972年製作/アメリカ
原題:Play it Again, Sam
原作が好きなのもあって、以前から一度観てみたかった映画。ネットフリックスでもアマゾンでも観れないので、今回が初見。世界的人気を誇るカルトSF小説を映画化し、人類最後の男が宇宙のガイド本を頼りに繰り広げる奇想天外な冒険を描いたSFコメディ。
ある日、地球上空に無数の宇宙船が飛来し、銀河バイパス工事のため一瞬にして地球を爆破してしまう。平凡なイギリス人男性アーサーは、実は異星人だった友人フォードに助けられ、地球人最後の生き残りとなる。2人は宇宙で生き抜くサバイバル術を風刺たっぷりにつづったベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」を手に、広大な宇宙をさまようが……。
主人公アーサー役にマーティン・フリーマン、共演にビル・ナイ。原作者ダグラス・アダムスが自ら脚本に参加し、数々のミュージックビデオを手がけてきたガース・ジェニングスが長編初メガホンをとった。
2005年製作/109分/アメリカ
原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。