いやあ、話が派手だなあ(笑)。“我が家のあるマンションの駐車場にはベンツとかポルシェとかが停まっています。
だから、我が家は、ベントレーにしました。W12のツインターボです。ベンツを買ったのでは地位財としては何も買ったうちに入りませんし、あんなものは港区においては貧乏人の乗り物だと思っていますので。
総体的に優位であるかどうかという判断から車の選択も他者の消費行動に影響を受けるといういい例です。
嫁にピアジェの350万円の時計を買ったときに、本人はたぶん、わずかの期間幸せを感じたと思います。数日後、ママ友が保育園に、ドゥ・グリソゴノの3000万円を超える(しかも遊び系のデジタルのあれです)時計をしてきてマウンティングされるまでは……。
(中略)
その瞬間、ピアジェは着けていても着けていないのと同じ状況に無効化されてしまったのです。地位財ですね。“
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。