といった点。・リアルタイムでの幸福度の測定(以前の研究では『過去のある期間』の振り返りなので、実際の幸福度と異なる可能性があった)
・幸福度のスケールを広くとった(以前の研究ではこれが狭かったため、多くの低所得者が容易に上の幸福度に達した)
・多数の高収入の参加者を含み、より高い収入をきめ細かく測定した
もちろん他の本をあたればこれ以外の知見も山と出てくる。「お金で幸せは買えない」はある程度までは真実であるはずなのだ。・長期的に見れば収入と幸福の相関は弱く、収入が増大しても主観的幸福感は高まらない傾向がある
・ものを購入することは幸福感とあまり関係がない
・服などの物質的消費よりも、コンサートや旅行などの体験的な消費のほうが、幸福感に強く影響する(そして経験のために高収入は不要だ)
・幸福度が最も高い上位10%の人々は、彼らよりわずかに幸福度が低いひとたちほどには高収入ではない
・アメリカの中高生への調査の結果、労働者階級の子供たちのほうが中上流階級の子供たちよりも幸福度が高かった
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。