金森氏の(昔の)エッセイから、幸せな生き方を再チェックしてみよう


金森重樹という人がいる。
行政書士・不動産投資顧問で東大法学部卒。25歳の時に1億2000万円の借金を負うが、マーケティングの技術を活用して35歳で借金を完済。
その後、行政書士として脱サラし、不動産、建設、ホテルチェーン、医療法人、福祉事業などグループ年商100億円の企業グループのオーナーとなる、という派手な経歴の持ち主だ。
PRESIDENT Online に連載をもっており、最近はダイエットに関する記事が多いのだが、以前はお金と幸福に関する数々の知見を紹介していて、勉強になった。
今日はその一部を補足しながら紹介したい。
https://president.jp/list/author/%E9%87%91%E6%A3%AE%20%E9%87%8D%E6%A8%B9

●「富裕層になる途上の人」は年収を上げるよりも、貯蓄額を増やすほうが幸福度を高めることができる。つまり、たとえ年収が高くなくてもコツコツと貯めている人は幸福度が高い。

高級車をローンで買うなどもっての他! 地道な貯蓄のほうが幸福度を上げるようだ。

●「すでに富裕層である人」は、現在、お金持ちなので収入が上がっても、また何かのきっかけで貯蓄額が多くなっても幸福度にほとんど影響を与えない。つまり、お金持ちは蓄財に血道をあげてもあまり意味がない。

億のお金をもっているのにさらなる富を追い求め、貴重な時間を浪費している人がいかに多いことか!(特にツイッター上 笑)。
僕はこの状態を「お金中毒」と考えている。

●「幸福度ランキング」のベスト5はセックス、おしゃべり、夕食、リラックス、昼食。

幸福をもたらす主たる要素はシンプルで、あまりお金はかからないようだ。

●幸福度(の高さ)は、「収入総額/支出総額」との関連性よりも、「性格に応じた支出」をどれだけするかにずっと強い関連性がある。つまり、自分の性格的な特徴に沿ったお金の使い方をすることが幸福度を増す。

人を羨んでも、ましてや真似ても意味がない。自分にとって何が幸せかを見極めることが最重要!

●「ジャネーの法則」は、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)というもの。体感時間でいうと人は20歳までで人生の半分、50歳で80%以上を終えていることになる。

年とともに1年が早く感じられるのは、誰しも経験があるところだろう。
50歳をすぎたら人生の終焉へのカウントダウンが始まっていると考え、ある程度死を意識することも大切。
見栄や必要以上の金もうけなど、死ぬときになったらどうでもいいことで貴重な残り時間を浪費してない?

●自分より貧しい人に囲まれて生活すれば、どんどん豊かになる(お金が貯まる)。逆にこうなりたいと思っている上位集団に囲まれて生活し、無理してついていこうとすると、貯金はどんどん減るのに加え、ストレスによる寿命短縮のリスクもある。

きらびやかな集団には近づかないのが賢明ですぞ。

僕らの遺伝子が望むのは、僕らが多産であること。そのような遺伝子が結果としてこの世に残り続けていることになる(多産に無欲な遺伝子は自然淘汰される)。
遺伝子は決して「個々人が幸せになる」ように設計はされていないのだ。
遺伝子の指示通り、言い換えれば本能的な欲望に忠実に生きても、えてして幸福にはつながらない。
「本能的な欲望」と「幸福への行動」はどこが一致して、どこが違うのか?
そこを理解するのが幸福な人生を歩むための「肝」だと僕は考えている。

img_38e15bdb805dcb26a4db63abb205be8241856.jpg

金森氏のオンライン記事同様、拙著も手に取ってもらえればうれしい。
幸福度を上げるのに大金も地位も美貌もほとんど意味をなさない。学んで行動を変える意思と、4週間の時間。それさえあればいい。





ランキングに参加してます。ぜひ一票を。
更新の励みになります!
   ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


スポンサーリンク

内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

自著の紹介

ツイッター(更新告知など)

ブログ・ランキング参加中

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

こちらは連絡用です。 コメントはツイッターでのみ受け付けています

全記事表示リンク

プライバシーポリシー

検索フォーム