自分に幸せを与えてくれる活動。あなたにとっての「究極の通貨」とは?


今回紹介するのはタル・ベン・シャハー著「ハーバードの人生を変える授業(大和書房)」。著者は心理学博士で、本書発行当時のデータだと、イスラエルのヘルツリヤ学際センターで教鞭をとっている。
この本からは、「お金を理解する」という項を紹介する。

p188
ダニエル・カーネルマンの研究からの引用。

“高収入があると幸せになると広く思われていますが、それは幻想にすぎません。平均以上の収入のある人は比較的人生に満足はしていますが、そのときどきの体験において他の人と比べてより幸せを感じるというわけではありません。収入の高い人たちは他の人たちより気を張っており、楽しむための活動に費やす時間が少ない傾向があります。
さらに、収入が人生の満足度に与える影響は一時的なものにすぎないことがわかってきました。人は、自分や他人の人生を評価する際、固定化した成功パターンに焦点をおいて考えるため、収入の幸福に対する貢献を誇大に考えてしまうのです。“


これに対して、著者が勧めている「行動」はというと。
p190~

“毎週できることで、あなたに最高の幸せと満足感を与えてくれる活動を5つ選んで、リストをつくってみましょう。
そうした活動をするために、いまきちんと時間を使っているでしょうか。予定を調整して、幸福という「究極の通貨」を稼げるこうした活動をスケジュール帳に書きこんでください。
(中略)
このリストは、「究極の通貨」は手の届くところにあるということを思い出させてくれるはずです。また、実際のお金は快適さを与えてはくれるものの、本当の幸せは世界中のお金を集めても買えないということも実感できると思います。“


自分に幸せを与えてくれる活動を、「究極の通貨」と呼ぶ発想が格好いいと思う。
僕にとってはなんだろう? 家族や友人と過ごすこと、文章を書くこと、学ぶこと、チャレンジすること。なるほど、僕が日々を幸せに過ごせているのは間違いなさそうだ。
そして僕のリストの中に「より多くのお金を稼ぐこと」が入る余地は今後もないだろう。

皆さんの「究極の通貨」はなんですか?





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赤いサラダ。奥は鳥の娼婦風煮込み。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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