社会とのつながりから上手に幸福を得る方法とは?


友原章典著「実践 幸福学ー科学はいかに幸せを証明するか(NHK出版新書)」の紹介。
3回目の今日は第4章「自分に合った幸せを見つける」の中の「社会とのつながり」から。


安直だが末尾の「まとめ」から引用。

①幸せになりたければ、幸せな人のそばにいるとよい。
②幸せの伝播力には、物理的にそばにいて、頻繁に接触があることが大事。
③幸せの伝播力は、男女間よりも、同じ性別間でのほうが高い。
④20代の時の交流の量、30代の時の交流の質が、50代での幸せを決める。
⑤結婚は、認知力低下の予防効果がある。
⑥女性よりも男性のほうが、認知力低下の危険が高い。
⑦幸せな生活を送るためには、まず、そばにいてくれる人を大切にする。
⑧頼れる人がそばにいるとストレス軽減になる。
⑨オキシトシンは、社会支援によるストレス緩和作用を強化する。
⑩社会支援により、精神疾患を発症する遺伝的リスクが抑えられる可能性。
⑪孤独な人ほど、早く亡くなる傾向。
⑫孤独が死亡率を高める傾向は、老人よりも、65歳以下により強く見られる。
⑬子供の将来の精神衛生には、9~13歳頃における親の支援が重要。
⑭SNS上の友人の多さは、幸せと関係ない。

納得しやすいものとしにくいものがあるかとは思うが、いずれも調査結果に基づいている。
個人的に興味深かったものは、まず、

④20代の時の交流の量、30代の時の交流の質が、50代での幸せを決める。

僕自身、20代は交流好きで山ほど友人がいたが、30代前半で結婚してから交流の幅を一気に狭めた、というより、夫婦での生活を尊重する以上、狭めざるをえなかった。
30代からの「若い頃より量で劣り、質で勝る交友」が今の僕の幸福度を上げていると言われれば、なるほど、そんな気もする。

そして、

⑤結婚は、認知力低下の予防効果がある。
⑦幸せな生活を送るためには、まず、そばにいてくれる人を大切にする。
⑧頼れる人がそばにいるとストレス軽減になる。
⑪孤独な人ほど、早く亡くなる傾向。

この辺を読むと夫婦円満はやはり重要なもよう。みなさん、配偶者孝行しましょうね!

⑭SNS上の友人の多さは、幸せと関係ない。

だよねえ。

そして何より、

①幸せになりたければ、幸せな人のそばにいるとよい。

これは実に重要。もっといえば、自分さえきちんと幸せでいれば周囲の人を幸せにしてあげられるし、それは再度自分に幸せの再分配として戻ってくると言うこと。
理想的な好循環をつくれるかどうかは、ひとえに自分次第なのだ。

今十分幸せでないと感じている人も、ちょっとした気持ちの切り替えで幸福度を上げられることは、自著「4週間で幸せになる方法」で詳述しているので、興味があれば手に取ってみてほしい。

明日もこの本からの紹介を続ける。







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続・ケバブ。こちらは妻の手作りでラム。
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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