得た知識を記憶に定着させる方法とは?~「出口版 学問のすすめ」を読んで


出口治明著「出口版 学問のすすめ」を興味深く読んだ。知識を「覚える」方法について、出口氏はこう語っている。

たとえばおもしろい本を読んだら、僕は周囲の人に「こんな本読んだで」「これはおもろいで」というように、その本の内容やおもしろかったポイントを話します。誰かに会うたびそういう話をするので、内容を覚えてしまうのです。
(中略)
アウトプットすることが大事なら、読書日記をつければいいじゃないかという意見もありますが、それはあまり効果がないと思うのです。なぜならば、脳が無意識のうちに「これは日記やな」「これは自分用のメモやな」と思い込んでしまうので、いい加減なものになりがちだからです。
もしかくのであれば、Facebook、あるいはブログなどに投稿したほうがいいでしょう。(中略)「この文章は誰かが読む」と脳が意識するので、整理のレベルが格段に上がるのです。

「知識に出口を」と訴える出口氏、などというダジャレはさておき……(思いついたらつまらないとわかっていても書かずにはいられないオヤジの性)。
以前、島田紳助氏がテレビ番組で、「おもしろい話に出会ったら、必ず3人の相手に話す。周りに適任がいなければ電話してでも話す」と言っていて、なるほどと思ったことがある。
知識が定着し、かつ内容が「こなれる」のだそうだ。これは出口氏のいう「整理のレベルが上がる」と同義と考えていいだろう。

僕には気軽に電話できる友人が多くないが、本ブログやツイッターでの発信がそれに代わってくれているようだ。
知識が定着し、整理され、さらには備忘録にもなる。特にツイッターでは間違いを教えてもらったり、普段なら中々知り合えないような知己を得ることもある。
なんとも便利な時代に巡り合えたものだ。
というわけで僕の発信手段、とりわけこのブログはライフワークとして続けていければと思っている。

明日は引き続きこの本の紹介。脳学者、池谷裕二氏との対談部分を紹介する。





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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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