セミリタイアして生じた、日常のちょっとした変化についてまとめてみた。

セミリタイアして5年が過ぎた。
変わったことは、もちろん山ほどある。
本を出し、講演をし、ヨガ・瞑想を試し、図書館に通い・・・。
ただ、今日はそういうことではなく、日常のちょっとした変化について書いてみたい。

まず、飲みに出る回数が減った。
どうにもその気にならないのだ。
おそらくは、はけ口を求めるようなストレスがないからだと思う。
聞いてもらいたい愚痴もない。
特に夕方、子供たちに勉強を教えたり、一緒に風呂に入ったりしながら一杯始めてしまうと、もうイケナイ。
一気に腰が重くなり、出掛けようなんて気は毛頭なくなる。
現役医師時代、激務から帰った後3人の子供を風呂に入れ、それから妻に、
「ごめん、ちょっと行ってくる!」
と一杯飲みに行ったりしていたのが、嘘のようだ。

そもそも、酒に弱くなった。
これもやはり、ストレスが大きく減ったことが影響しているように思える。
現に、たまに大きなストレスがかかると(リタイアしたって、もちろんストレスフルな日はある)、量を飲んでもあまり酔わなかったりする。
ただしそんなことは、さほど頻回ではない。
友人と出てもその日のうちに眠くなってしまうから、午前様というようなことはまったくなくなった。
お陰で、現役医師時代は時おり苦しんでいた、二日酔いになることもない。

スポーツにも興味を失った。
医師時代は、ゴルフ、テニスを楽しむこともあったが、リタイアしてからはまったく興味がもてないでいる。
心身のコントロールのため適度な運動必要だから水泳とジョギングは続けているが、ゲーム性のあるスポーツに関してはどうにも食指が動かない。
どうやら「うまくなりたい」とか、「勝ちたい」という気持ちが湧いてこないようだ。

テレビを見る時間も減った。
リタイア前は、リタイア後にテレビを見る時間が減るなどとは想像もしていなかった。
これは気力、体力が十分あるから、もっと能動的な活動をしたくなるからだと思う。
見るとしたら、アメリカの映画やテレビドラマ。
予算がぜんぜん違うからしかたがないが、日本のものよりもアメリカのもののほうが面白く思えるのに加え、多少は英語の勉強になるところもいい。

睡眠時間が増えた。
以前から睡眠は長いほうで、現役時代も夜10時から朝6時まで寝ていたのだが、最近は同じ時間に寝ても7時近くまで起きられないことが多い。
昼寝も入れたら9時間以上寝ていることになる。
仕事をしていないのだから、疲れていない分睡眠は短くてもよさそうなものだが、そうはならない。
ストレスがないから、よく眠れるのか?
快適だから直ちに改めるつもりはないが、毎日これだけ寝ると、さすがに時間がもったいない気がしないでもない。

現役時代はしょっちゅうひいていた風邪を、めったにひかなくなった。
毎日200人前後の患者さんと会っていたのが、今はほとんど家にいるし、ストレスが少なく、しっかりと運動の時間がとれているので、これは当然だろう。
たとえひいても、軽くすむことが多くなった。
調子が悪ければ寝ているのだから、こじらせようがない。
医師時代は喉が痛かろうが、咳が辛かろうが、1日中しゃべっているしかなかった。
熱が高いときなんかは、つらかったなあ。

持病だった蕁麻疹、胃痛はすっかりなくなり、薬がいらなくなった。
これはやはりストレスの占めるところが大きかったのだろう。
薬でコントロールしていた高コレステロール血症も、薬なしで大丈夫になった。
ストレスによる暴飲暴食が減り、運動の時間が増えたことが大きな理由だと思う。

ざっと並べると、このような感じになる。
いいことが多いが、つい寝すぎてしまったり、一部で活動性が低下したりと、マイナス面もないわけではない。
さらに数年たつと、これがどう変わっていくのか?
仙人みたいになってしまう予感がしてならない(笑)。

今後も折に触れ、ご報告していきたい。


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アメリカンチェリーを乗せたマンゴスチンゼリー

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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