アメリカでは1日が何時間あるのだろうか?~「1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣」を読んで


「4週間で幸せになる方法」という本を出しているためもあり、ときどき「幸福本」を紹介している。
今日は前回に引き続き、ブレット・ブルーメンソール著「1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣(ディスカバー・トゥウェンティーワン)」。


気になったアドバイスを抜粋していく。

日記はもちろん義務ではなく、気楽なものです。初めて取り組むときには、1日5分だけ、などと目標時間をもうけると習慣化できます。

1日のうちで読書をする余裕がありそうな時間帯に、15分~20分の時間を確保しておきましょう。

立ち上がって、机の前やオフィスの中で5分間ストレッチをしましょう。

できあいのおかずやケータリング、外食も便利ですが、あえて時間をかけて1から手作りする機会も作ってみましょう。
(中略)
多くの人が、ガーデニングは癒し効果が高く、大きな満足感が得られると感じています。
(中略)
プレゼントを買わずに手作りするとお金の節約になるだけでなく、幸福感も増します。

新しい自分になるために今すぐできること。毎週、新しいことを学びましょう。

創造のための時間を確保できるようにしましょう。1日10~15分ずつに分けてもいいですし・・・(後略)

1日30分ほど予備の時間を設け、予定と予定の間に余裕ができるようにしましょう。

フリスビーやキャッチボール、子どもたちと30分かくれんぼをするといった簡単な遊びでも、ありふれた1日に大きな喜びをもたらしてくれます。

初めてなら、5分間の瞑想から始め、数週間か数カ月かけて1日20分くらいまで徐々に時間を延ばしていきましょう。

数日ごとに睡眠時間を増やしていき、最終的に7~8時間に達するようにしましょう。

多くの人にとっては、怠ける言い訳のない午前中の方が楽に運動できます。

1日の始まりに、短い散歩をしましょう。(中略)10~15分程度でも質の良い新鮮な空気を楽しめる時間になります。

できれば、毎年新しい国に旅をし、観光客向けのホテルやレストラン、ツアーは避けて、その土地の文化に浸りましょう。

友情を長続きさせるには労力と時間がかかります。特に忙しいときには、会う約束をして意味のある関係のための時間をスケジュールに組み込みましょう。


など、など。
引用するのにも疲れたので、この辺にしておこう。
僕としては大声でツッコミを入れたい。

「アメリカでは、1日が24時間じゃないんかい!?」

ひとつひとつの記事は悪くないのだが、こうやって拾い集めると、これがいかに現実味のない提案かがわかる。FIREでもしてない限り実行は不可能だ。
ちなみに原題はというと、“52 Small Changes for the Mind.”
心のための、52の小さな変化。いくらひとつひとつは小さくても、52も盛られたんじゃ息が詰まるって。

クドクドと長くなったが、僕には本当にわからないのだ。なんでこの本がアメリカでベストセラーになり、日本語に翻訳までされているのか。
今日引用した、時間が明記された課題だけでも、合算すれば少なくとも1日1時間半以上かかる。そして最低でも7時間は寝ろって・・・。
正直に言って、著者本人がこれを実行しているとはとても思えない。
以上、なかなか著作が売れない(自称)作家のルサンチマンかもしれない。



僕は自著のやり方を日々実践しているので、念のため。



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妻作・アイシング・クッキー。
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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