半ば同意。p11
なんて無意味に機嫌の悪い人が多いのでしょう。
(中略)
くよくよして、むっとして、無気力でいて、何か新しいものが生まれるのでしょうか?
私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。
かなり力が入っている。p18
不機嫌な人を尊重するような社会を容認してしまっては、歯止めが利かなくなります。不機嫌というものは何の力でもないことをはっきりさせ、社会に認識してもらいたいと思います。
そこまで言うか(笑)。p19
一人ひとりが不機嫌から抜け出す。それが沈滞した今の日本を活性化する、最も手っ取り早く効果的な方法です。
なるほど、この4つをこなしている人が不機嫌にみえることはまずなさそうだ。p34
上機嫌力をつける前段階として、私が対人関係で大事だと考える四つの身体的基本原則を挙げましょう。
① 目を見る
② 微笑む
③ 頷く
④ 相槌を打つ
この辺の発想はかなり仏教的。p43
自分を笑い飛ばしてしまえるというのは、上機嫌の技としてはかなり上級、優れた力です。
突き放して笑えるというのは、自分のことだから面白いわけではなく、誰のことでもおかしい。たまたまそれが自分であっただけ。自分を勘定に入れない考え方に則っています。何かをやるときに、これは「自分だからすごいことだ」とか「自分だからみっともないことだ」と考えない。このみっともなさは、誰であろうと同じという発想。ですから、他人のことのように自分のことも笑い飛ばせるのは、卑下ではないのです。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。