あなたにとって完璧なリタイアのタイミングを科学的に検証してみよう!


少し前の本だが「When 完璧なタイミングを科学する(講談社)」からの紹介。
アーリーリタイアブログ的にちょうどいいと思ったのは、「仕事の辞めどき」という部分で、次の5つの質問のうち2つ以上ノーという答えが出たなら、仕事を辞めるべき時かもとのことだ。
アーリーリタイアに興味がある人にはぜひやってみてもらいたい(ただし、これはリタイアではなく転職を前提としている)。

1.次の就職記念日に、この仕事をしていたいだろうか?
2.現在の仕事にやりがいを感じられ、自分でコントロールできているか?
3.上司はあなたが最高の仕事をできるようにしてくれるか?
4.転職のタイミングから外れているか?
(内山注;ちょっとわかりにくいが、この問いに「ノー」、すなわち今が転職に有利なタイミングであるなら、仕事の辞め時ということ。アメリカでは入社後3~5年が転職のベストタイミングなんだそうだ)
5.日常業務が長期目標と一致しているか?
(今後5~10年間の目標を書き出してみて、それを今の会社が応援してくれるかどうか?)

これはなかなか厳しい。
「仕事の辞め時ではない」すなわち、「ノー」が1つ以下という人のほうが少ないのではないか?

開業医だったころの僕でいえば、
1、2、5は明らかに「ノー」。
忙しさから精神がすり減っていて、前向きな気持ちを保てずにいた。
3については、そもそも上司がいなかったので答えようがない。ただ、「上司」を「医療を監督する行政」と置き換えれば、やはり「ノー」。無駄な書類の多さには辟易とさせられた。
唯一、4に関してのみ「イエス」。開業医を辞めたのが47歳の時だから、普通に考えれば転職には年を取り過ぎている。
というわけで5つ中4つが「ノー」。
医師の職を辞し、大きな変化を求めるべき条件はそろっていたということになる。

皆さんはいくつ「ノー」があっただろうか?
「ノー」の数が多くて十分な蓄財が完了していればアーリーリタイアの時期。
「ノー」の数が多くても蓄財が十分でなければ転職を検討する時期、ということになる。
そして一番幸せなのは、「ノー」がゼロの人。
ただただ、うらやましい。
でもそんな人、どのくらいいるんだろう?

この本はそのほかにも、仕事、昼寝、運動から離婚(!)まで、さまざまな活動の「正しいタイミング」を科学的に検証していて、実に楽しく読めたし勉強にもなった。
おすすめだ。




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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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