その箱に金貨が少なくとも1つ入っていたのだから、その箱は、少なくとも両方銀貨が入った箱ではないことがわかる。よって箱は残り2つにしぼられたわけだ。あなたの前に箱が3つある。それぞれ箱の中央に仕切りがあり、左右2つの部屋に分かれている。箱のふたも左右別々に開けることができる。外からはこの中身は見えない。そして、あなたに以下のことが伝えられる。
「3つの箱のうちの1つには左右両方とも金貨が、1つには左右両方とも銀貨が入っている。残る1つには片方に金貨、もう片方に銀貨が入っている」
あなたが3つの箱から1つ選び、右側のふたを開けたら金貨が入っていた。このとき、その箱が金貨と銀貨が入った箱である確率はいくつになるだろう?
解答はリンクの下に。挑戦者の前に3枚のドアA、B、Cがある。どれか1つのドアの後ろには豪華な賞品が隠されているが、残りの2つはハズレである。司会者は当りのドアを知っているが、当然、挑戦者は知らない。
挑戦者がドアAを選んだとする。すると司会者は残された2枚のうちドアBを開け、それがハズレであることを挑戦者に見せる。ここで司会者は言う。
「はじめに選択したドアのままでも結構。ですが、ここでドアCに変更してもかまいませんよ」
さて、挑戦者はドアを変更すべきだろうか?
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。