セミリタイア生活はコロナ禍でどのような影響を受けたか

新型コロナウイルスのため中々実際には会えないものの、電話やメールでやりとりしている医者の友達からは、
「いい時期に辞めたねえ」
と盛んに言われる。
皆さん、院内のコロナ対策に追われて大変らしい。

僕は4年前に自分のクリニックを後輩医師についでもらい、今は週に4時間だけ、そこで雇われ医師として働いている。
そういう立場だから、院内感染対策に知恵を絞る必要もない。
今までどおり週に1回行って、馴染みの患者を診察するだけ。
唯一変わったことといえば、診察時にマスクを着用するくらいだ。

僕の場合は診療を除いては、ほとんどマスクをすることはない。
というのも最近、診療以外で外出するのはジョギングのときくらいだからだ。
非常事態宣言が出されている間はジョギング時もマスクをしていたが、このところ我が県では感染者がまったくでないので、運動のときくらいいいだろうとマスクなしで走っている。
マスクなんぞ、しないですめばそれに越したことはないから、実に気楽でいい。


多くの仕事が危機に局面しているが、僕の場合は幸い、経済的にも問題はない。
そもそも十分な資金を貯めてからリタイアしたつもりなので、収入が絶たれてもどうにでもなる。
株価が下落すれば資産も減るから、それは問題といえば問題だが、なぜかこのところ株価は回復してきている。
下落時に買い付ける資金は用意してあるので、これだと正直に言って物足りないくらいだ。


ではセミリタイアしたことによる、コロナ禍でのデメリットはないのだろうか?
実は少しだけある。
ここ数カ月、家族以外とほとんど会話らしい会話をしていないのだ。

勤めている人なら職場の人とのコミュニケーションが必然的に生まれるが、僕の場合はそれがない。
一応少しは医師として働いている立場上、会食にも飲みにも出られない。
もちろん患者さんとは話をするが、ほとんどは症状についてだから、一般的な会話とは大いに異なる。
電話やスカイプで友人と話すこともなくはないが、そう多くはない。
となれば会話の相手は家族くらいしかないのだ。
こんなことは幼稚園に入る前以来のはずだ(とはいえ、当時の記憶はほとんどない)。
なんとも妙な感じがする。

僕の場合、それが苦になるわけではない。
でも、人との交流が好きだったり、家族とあまり仲が良くない人は、こういうときは大変だろうな、と思う。
そういう人はズーム飲み会とか、いろいろ手段があるのかな?

幸い僕は家族としか話せなくても、いたって気楽に、呑気に暮らしている。
しかしちょっと気になっているのは、家族だと「あうん」の呼吸でほとんどすべてのことが通じてしまうこと。
「あれ、どうしたっけ?」
「後でいいことにしたんじゃない」
なんて会話は、家族とでもないとちょっと成り立たない。
楽な会話に慣れ過ぎて、いずれまた友人たちと飲むようになったとき、うまく会話ができないのではないか?
「最近、彼のアレはどうなってるの?」
なんて質問して、意味がわかんないよと呆れられたりして。
それに友人たちが繰り出す「深い話」をちゃんと理解できるだろうか?
本は読んでいるのでそうボケているとは思わないが、耳で理解する能力が自粛生活で衰えていても何ら不思議はない。

気楽な悩みであることには違いないが、ほんの少し不安を感じている。


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おやつ。

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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