完璧主義に陥らない


自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。
毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。
今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。


7日目 完璧主義に陥らない

責任感の強い人は、完璧主義に陥りやすい傾向があるようだ。
僕自身、医師を志したくらいだから、元来、生真面目な性格であり、多分に完璧主義的なところもあったし、誠実な人間であるためには、その方がいいとすら考えていた。
だからリチャード・カールソン著、「小さなことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと(サンマーク出版)」の中で、
「完璧主義を通しつつ平和な人生を送っている人に、まだお目にかかったことがない。完璧を求める思いと心の平和を求める思いは、水と油だからだ」
という文章に出会った時は、目からウロコが落ちる思いがしたのと同時に、一気に肩の力が抜け、気が楽になったことを覚えている。
(中略)
実際、幸福学の研究でも、多くの選択肢がある時、「常に最良の選択を追求する人」よりも、「そこそこで満足する人」のほうが、あるいは「あらゆる情報を仕入れて細かく吟味する人」よりも、「ある程度適当でもよしとする人」のほうが、幸福度が高いというデータがある。
行き過ぎはもちろん困るが、ある程度ズボラでいることは、幸福にとって大切な要素であると言えそうだ。
「働きアリを細かく観察すると、よく働いているのは2割だけ」
という学術データを耳にしたことはないだろうか? これはパレートの法則と言われ、さまざまな形にアレンジされた上で、社会現象を読み解くヒントになっている。
この法則を時間管理に応用したのが、リチャード・コッチとマルク・マンシーニ。彼らは、
「完璧な仕事をするときにかかる時と比べ2割の時間さえ努力をすれば、8割程度の結果は得られるであろう」
と述べている。つまり、完璧に仕上げるために1時間かかるレポート課題があったとしたら、10分ちょっとの時間で、大体及第点のものが仕上がるはずだ、というのだ。
言われてみれば、確かにその通りかもしれない。僕らは最後の2割を満たすために、かなりの労力を費やすことが多いように思える。
もちろん人生には時として10割、すなわち全身全霊を込めて取り組むべき課題が生じる。そういう時は決して手を抜くことなく、強い気持ちでやり遂げるべきだろう。
しかし、8割の仕上がりでいいはずのものには、完璧を求めるべきではない。完璧主義であることさえやめれば、かなりの時間を作り出した上で、それを様々な他の活動、例えばスキルアップや余暇にあてることができる。
(中略)
今日は時おり、「ひょっとして今、完璧主義の罠にかかっていないだろうか」と自分自身に問いかけてみてほしい。
加減をしながら実行するのが難しいようなら、なかば自棄っぱちに、「人生なんてどうにでもなれ」、というような気分で1日を過ごしてみるのも効果的だ。少し過激に聞こえるかもしれないが、そうひどいことにはならないから安心してほしい。
可能な限り完璧であろうと努力するのを止めて、肩の力を抜くことにより、逆に集中力が増し、結果として作業の完成度が上がったりもするから、気の持ちようというのは本当に不可思議だ。




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ダイエットもかねてハードグミ!
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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