清原達郎はバフェット、山崎元同様インデックス推しであった! ~「わが投資術―市場は誰に微笑むか」その2


昨日予告したとおりベストセラー、清原達郎著「わが投資術―市場は誰に微笑むか(講談社)」から、REIT以外の箇所もご紹介したい。


p50 アクティブ・ファンドについて

個人投資家が「今後のパフォーマンスが良くなるアクティブ運用のマネージャーを見つけ出す」のは「TOPIXの成績を上回る大型株を見つけ出す」のと同じぐらい難しいことだと思います。従って私の結論は「個人投資家が日本の大型株に分散投資をしたいならTOPIXのETFが一番合理的」ということになります。


運用で名を成した清原氏が言うと実に説得力がある。やはりアクティブよりインデックス投資。そういえば、故・山崎元も繰り返しそう書いていたし、バフェット氏が人にはインデックスを勧めるというのも有名な話。

p56

野村證券の営業マンが、儲かる株を見つけて顧客に買ってもらったら2年で3倍になった。この営業マンは優秀なのでしょうか?
答えは真逆です(これは決して今の野村證券の話ではありません)。
(中略)
40年前、野村證券にこんな営業マンがいたら支店長にひどく叱責されていたでしょうねえ。「何で売り買いを繰り返しやらないんだ!」「2年あれば100回以上売り買いして手数料を稼げるだろうが!」というわけです。100円で買った鉄鋼株を101円で売らせる。これが立派な野村證券の営業マンでした。

野村證券とつき合いはないが、今でもこれに近いセールスをする証券マンを知っている。自分でネットを使う能力があれば、対面販売には近寄らないのが一番だ(そしてネットを利用する能力さえないなら、株には触らない方がいい)。

p201

普通、突発性の暴落というのは相場がすぐに急反発するので「買い」のチャンスは一瞬です。後で書きますが、コロナのパニック時も、買いの絶好のチャンスは2020年3月19日の14時から引けまでの1時間でした。

コロナショックでは僕もがむしゃらに株を買ったが、そんな貴重な1時間があったとはついぞ知らなかった。まあ僕の場合、板に張り付いているわけではなく、むしろ株の監視にいかに時間を使わないかが重要と考えているので、これは当然の帰結。

バブル崩壊時の話。
p242~

巨額の損失を抱えた事業会社の多くはなんとかそれを隠そうとしました。1990年代には、海外での事業失敗や在庫処分損などがやたらと多かったと思いませんか? この「海外」っていうのがミソなのです。(中略)一番笑っちゃったのが、とあるレストランチェーンが「マレーシアとのエビの養殖事業等の失敗で200億円の特別損失」ですよ。一体どうやったらエビの養殖で200億円もの損が出るんですか。まあ監査法人はマレーシアの海老養殖場まで行きませんからねえ。

90年代というと僕は20歳だから、医学生としての勉強、研修医としての仕事、そしてその後の研究で忙しく世間の情勢に興味をもつ余裕がなかったし、もちろん投資などしていなかったから、まったくの初耳。
今になってこのようなエピソードを聞くと、改めて「とんでもない時代」だったんだな、と感慨が湧く。

明日は清原氏から個人投資家への有意義なアドバイスをいくつか紹介して、このシリーズも最終回としたい。 



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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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