このブログを読んでくれている人のどのくらいが気づいているかはわからないが、実はツイッターを始めた。パソコンの場合は画面右側に表示される、「最新記事」の下に張りつけてある。
昔から当ブログを読んでくれている人の中には、
「ツイッターなんて内山らしくもない」
と首を傾げている人もいるかもしれない。
そこで今日はその顛末を紹介したい。
まず第一に、僕はツイッターを始める気などまったくなかった。
ただ新型コロナウイルスを自分なりに調べるにつれ、多くの学者や著名人がちょっと信じられないようなツイートを連発していることに気づいた。あるいは、「誰か教えて」とのメッセージを発していることも。
そこで、とりあえずアカウントを作ろうと思い立った。いいタイミングでコメントを残せれば、情報を共有できるチャンスもあるかもしれないと考えたのだ。
この時点では、まだ自分から積極的にツイートをすることは考えていなかった。
(そして後に著名人は僕のコメントなど読んでくれないことを知る。そりゃそうだよねえ)
はじまりは先々週の土曜日、7月11日。午前中。僕はスマホをもっていないので、パソコンから入ってツイッター・アカウントの設定に挑戦した。
すると写真を貼れだの、プロフィールを書けだのといった指示が来る。ブログのやつをそのままコピペして入力したら、なんとなくそれっぽいページが出来上がった。
うん、いいじゃない。
となるとこのまま放置して、いつ来るかわからないコメントのチャンスを待っているのももどかしい。
練習もかねて、ちょっとだけ使ってみたい。
そこでひとりだけ、ツイッターをやっている友人医師がいることを思い出した。ハンドルネームは「裏筋」。その由来は知らない(笑)。
コロナ禍もあって、そういえば久しく会ってない。
彼は僕がSNSタイプじゃないのを知っているから、始めたよと連絡したらウケるかな? とひらめいた。それに、最近頻繁に上げている新型コロナの記事を彼に読んでもらい、意見を聞きたいという気持ちもあった。
そこでこのようなコメントを送ってみた。
”お久しぶり。
僕もツイッターに手を出してみました。ブログでは新型コロナについて書いてます。
よろしくお願いします!”
彼は外来中のはずだから、返事が来るとしても夕方ぐらいだろうなと思い、自分の設定画面をいじって遊んでいると、僕の「フォロワー」なる人が出現しているのに気づいた。最初は「こんなものなのかな」と深くは考えなかった。
「新着ツイッタラー」みたいな欄があって、初心者を覗きに来る人がいるのかもしれないな、と。
ところがその後、フォロワー数は止まることなくどんどん増えていく。明らかにおかしい。
そこで通知という個所をクリックすると、友人医師がこんなツイートを上げていることがわかった。
”裏筋が尊敬する先輩医師がツイッターを始めました☆頭の回転力で唯一勝てる気がしない人。
47歳でアーリーリタイアして本書いたりブログ書いたりして緩々と人生を謳歌しています。
ウィットに富んだツイートを連発してくれるはず
フォローお願いします☆”
https://twitter.com/urasudi/status/1281803341031280640なぜ不自然なまでに持ち上げる?
そしてなぜそんな高いハードルを僕に押し付けてくる?
ウィットに富んだツイート連発なんて、できるわけないでしょうに。
改めてよく見ると、裏筋先生のフォロワー数は2.3万人となっている。この世界に疎い僕でも尋常でない数字だとわかる。
そしてそんな彼が尊敬していると呟いたものだから、僕のアカウントに一気に人がなだれ込んできたということのようだ。
僕は増えていくツイッター数のプレッシャーに押されながら、まったく予定していなかった初ツイートを打つことになる。
”まだ使い方もわからないのにフォローしてくれる人が出てきて冷や汗かいてます。
ゆるゆるがんばります。”
今読んでも、完全にテンパっていたそのときの様子が思い出される。
基本的な操作法やマナーをネットで調べるのだが、気がせって中々はかどらない。
で、2時間後。
”ツイッターを始めて2時間。多くの人がフォローしてくださっているのに、未だに何をどうしたらいいのかわからない。僕はスマホができないのでパソコンで操作しているのだが、実はパソコンも苦手だ。さらにツイッターをやっている友人というのが裏筋先生以外思いつかない。気分としては地味に窮地だ。”
このときもまだテンパっていて、冷や汗をかき続けているのだが、微妙に笑いをとろうとしているあたり、若干の冷静さは取り戻しているようだ。
結局その日1日でフォロワー数は350人になった。
なぜ裏筋先生が、
「頭の回転力で唯一勝てる気がしない人」
などと言って僕を持ち上げたのか、その意図はわからない。
僕がフォロワーを欲していると考え、気を回してくれたのか? あるいは単なるいたずら心でプラッシャーを与えようとしたのか?
どちらの理由にせよ、いかにも裏筋先生らしい気がするから、この展開を読めなかった僕が甘かったのだろう。
この記事を読んでいる人の中で、もしツイッターをしている人がいたら、ぜひ彼をフォローしてみてほしい。
地元で一番成功している開業医で、さらに不動産、美容室、飲食店など様々な副業をこなす実業家でもある。
高級紙の豪邸特集に載るような家に住み(実際に載った)、仕事と遊びをタイトなスケジュールでこなしている。
プロフィールのマッチョな写真は彼本人。顔は出していないが、若い頃のヴァル・キルマーとナヴィーン・アンドリュースを足して2で割ったような、彫りの深い、エキゾチックな二枚目だ(何で足して2で割るかというと、ヴァル・キルマーより濃くてナヴィーン・アンドリュースよりは薄いから)。
ゴルフは県内のアマチュアではトップクラスで、夏は所有するクルーザーで海遊び、冬はスキーを楽しむ。
そんな奴いるのかって? 盛り過ぎじゃないかって? ホントにホント。世の中には本当にそんな医師がいるのだ。
あまり書きすぎて(彼が)身バレしても申し訳ないので、情報はこの辺で。
そこらへんの真実味は1週間も彼のツイッターをフォローすればわかってもらえると思う。
裏筋ツイッター自分に話を戻す。
そのような経緯で、期せずして300人もの人にフォローされることになったため、その後はなんとか期待に応えようと、半ばピエロのように呟きを続けている。短い文章って難しいね。
裏筋先生にリクエストされた、「ウィットに富んだツイートを連発」はもちろんできていないどころか、早くも炎上まで起こしている。
まるで生き急いでいるかのようだ(汗)。
というわけで、突然始まったツイッター生活。ちょうど1週間目になる先週末にはこんなツイートをした。
”Twitterを始めてちょうど1週間がたちました。得たもの。フォローによる情報、フォロワーさんからの親切(日々感謝です!)。文章をまとめる力。興奮。遊び心。
失ったものは多々あるけど、一番大きいのは読書の時間。なるほど、こうやって現代人は本を読まなくなっていくのですね。気をつけなければ。”
”SNS(ほぼ)未体験の僕には刺激的な1週間でした。楽しい反面、依存性も感じています。ほどほどにしないと、ありふれた日常(朝のコーヒー、家族との会話、夕暮れの景色)を楽しむ能力が低下しそう。承認欲求にも注意が必要ですね。
なんて言いながら今後も続けますが冷や汗をかいている顔改めてよろしくお願いします。”
これはまったく本音。
そして裏筋先生の他にも、少しずつフォローする人を増やしている。なかなかおもしろい人もいるので、今後機会があればブログでも紹介したい。
こんな新活動。ときどき疲れるけど、興味の幅が広がるのは悪いことではないはずと考え、今後もゆるり続けようかと思っている。
有意義な情報も(たまには)発信している(つもり)。
カプチーノ飲んでるなう、とかね。
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