ここにきて東京での新規感染者数が増加から横ばいへと落ち着いてきている。僕はこうなることをブログやツイッターで予想してきていた。
日本は大丈夫!? ~新型コロナ感染状況を読み解く。内山直ツイッター占ったわけでも未来に行って覗いてきたわけでもない(第一、未来に行った話はタイムトラベラー規約4条改定2項に反するのでここでは書けない)。
報道をチェックする限り7月の上旬には首都圏で再度、自主的な自粛が行われていた。3月末から4月の自粛度と比較した上で、これで実効再生産数は1程度まで下がるはずだと考えたのだ。
となれば2週間後の7月下旬には当然、新規「検査陽性者」が横ばいになる。
種明かしをすればどうということはないのだが、こうなることを7月上旬から予想していたのは恐らく僕くらいであり……
と偉そうに自慢している場合ではない。これは非常に重要なポイントで、7月上旬での首都圏の自粛が実効再生産数「1」の自粛度だったことになるのだ。
日本では3月の下旬、志村けん氏の死亡などにより実効再生産数1以上から一気に1以下まで下がったので、ちょうど「1」の自粛度を経験するのはこれが初めてとなる。
首都圏に住む方々には先月の自粛度を感覚として記憶しておいてほしい。それが「新規感染者数が増えもせず、減りもしない」自粛度の目安となる。
外国に目を向けると、スウェーデンでは4月から6月までの3か月間、実効再生産数1の状態が続いた。
マスクはほとんど使われていないが、飲食店などでのソーシャルディスタンス確保が日本より厳格で、高校、大学は閉鎖。徹底したリモートワークが推奨された。
これもまた、「新規感染者数が増えもせず、減りもしない」自粛度合いだったことになる。
イタリアでは7月から現在まで、やはり実効再生産数1が続いている。
緊急事態宣言が続いているから、自粛要請の度合いは他国より(もちろん日本より)強い。
とはいえこれは厳密なロックダウンではなく、政府は感染者の多い地域から別の地域への移動禁止を禁止する程度。ちなみにイタリアでもほとんどの人がマスクを装着している。
これが首都圏での、そして世界での実効再生産数1の世界ということになる。
しかしこれはあくまでも夏の話。秋、冬にこの程度の自粛で実効再生産数1が維持できるとはとても思えない。
そして日本で言えば首都圏での7月レベルの自粛を、国民が自主的に長期間続けられるとも思わない。第一、経済だって回っていない。
となればこの秋~冬には結局経済を回せないままずるずると現行の政策を続け、悲惨な医療崩壊を起こすか、再度緊急事態宣言が発出され、かろうじて医療崩壊を免れながら経済が4~5月並みにまで落ち込むかのどちらかしかないことになる。
どちらのシナリオも悲惨で、僕はまるで「座して死を待つ」心境だ。多くの国民にとって受け入れがたい未来だと思う。
何か打つ手はないか? 必至で考え続けているが、答えはひとつしかないように思える。もう本当に時間がない。なんとか僕なりの提言をまとめ、今週中に発信したいと考えている。
非力であるのは重々承知しているが、多くの人の賛同を得られれば何らかの動きにつながるかも、と夢想している。

ローストポーク。低温調理してあるのでジューシー。
お料理に興味のある方はこちらの記事をご参照ください。
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