いくらなんでもひどいと思った言葉の遣い方


最近、言葉の遣い方について違和感を覚えることが続いたので、書き留めてみる。
言葉がどうのと言い出すのは、大体老化の証拠とは承知しているのだが、それでも気になってしょうがない。また、気になると、書かずにいられなくなっちゃうカタクナさ、これもまた老化なのだろう。
白髪も増えたし、目もショボショボするし・・・。やれやれ。
閑話休題。最近、変だと思った言葉遣いを3つほど。

1.愚妻
映画化もされたのでご存知の方も多いかと思うが 「ダーリンは外国人」 という漫画がある。妻が以前に購入したらしく、我が家の本棚にあったので、ぱらぱらとめくってみたところ、1巻の前半に、日本人特有の謙遜についてのエピソードがあり、「愚妻」という言葉がかなり否定的に扱われていた。
どうやら、愚妻を「愚かな妻」という意味だと誤解しているようなのだ。彼(ダーリン)は外国人だから仕方がないとしても、彼女である作者は日本人なのだから、教えてあげればいいのにと思ったが、どうやら作者も同様の思い込みをしている模様。
ちょうど近くにいた妻に、
「君が買ったこの本、愚妻のことを愚かな妻って勘違いしているみたいよ」
と声をかけると、妻からは、「えっ、違うの?」 と驚きの反応。うちの妻、国文科を出ているはずなのだが・・・う~ん。
念のため解説すると、愚妻の愚は自分のこと。自分の妻だから愚妻、自分の息子なら愚息。自分の見解を愚見、ともいう。
そもそも自分のことはへりくだって言うのが日本の文化。
拙者という言葉の「拙」だって、稚拙の拙だし、「僕」だって、もともとは「下僕」からきている。だから、愚妻と言うのは妻に失礼、というのは、まったくお門違いだ。

2.よろしいです
僕は以前にも書いた通り、週に半日だけ医師として診察しているのだが、患者さんに、たとえば、「次は1週間後ということでご都合はよろしいでしょうか?」 などと尋ねると、「よろしいです」 と返してくる患者さんが多くいる。
質問の形で 「よろしいですか」 と使えば丁寧な言葉づかいだが、通常の文章での 「よろしい」 は目下のものや部下に向かって言う言葉だから、例え 「です」 をつけても丁寧語にはならない。
愚見では、ここは「よろしいです」 ではなく、「いいです」 とか、いっそ 「かまいません」 と答えていただきたいところ。
もちろん皆さん、悪気があったり、私のことを部下扱いして言っているわけではないことは、重々承知しているので、嫌な気分にはならないが、話していて本人に違和感はないのだろうか? と不思議に思うことも、ままある。

3.閑話休題
色々な製薬会社の方々が、医師の役に立つような資料を製作し、持ってきてくれる。もちろん先方は、それでコネを強くして、自社製品を売り込もうという意図なのだろうが、それはそれとして、有意義な資料をタダでいただけるのだから、こちらとしてはありがたい。
そんな類の一つで、某製薬会社が、皮膚科医向け冊子のシリーズを創刊し、届けてくれるようになった。ダーマスコピーという検査法についての解説で、勉強になるので目を通していたところ、気になる点がみつかった。
毎回、中心になるテーマについての補足コーナーがあるのだが、そのコーナーの名前が、「閑話休題」 なのだ。
多くの方はご存知だと思うが、閑話休題は軽い雑談などの後、本題に入るときに使う言い回しだ。
この使い方では、主要テーマの論文は 「どうでもいいこと」 で、その後の補足部分が「本題」になってしまい、本末転倒となる。
これはひどいと思って、おせっかいにもその製薬会社に連絡し、日本語として間違っている旨を指摘したところ、「確かに間違っているようですが、これで数号つくってしまったので、今後もこのままいくことにします」 といの返事がきた。
な、なんていい加減な。
「ということで、よろしいでしょうか?」
そう聞いてくる先方に、思わず私の僕の口をついて出た言葉が、
「ええ、よろしいです ・・・」

あっ!


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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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