アーリーリタイアしてから4年以上たった。その間に、僕が少しずつ失っていったもの

アーリーリタイアして4年以上たつ。
その間、少しずつ失われたものがある。
解放感だ。

リタイア直後の解放感は、なかなかのものだった。
大きな束縛や重圧から解き放たれ、なにもしないでいい状態。
学生時代の夏休み初日みたいなものと言えば、リタイアを未経験の人にも容易に想像してもらえると思う。

残念ながら、その解放感はもはやない。
もちろん、仕事に戻りたくなったりはしない。
暇を持て余すことも、もう一度稼いで贅沢をしたいと思うことも、まるでない。
ただ、あの晴れやかな、見るものすべてが輝いてみえるような特別な感覚は、残念ながら一時的なものに過ぎなかったようだ。

リタイア生活から解放感が失われると、何が起きるのか?
それは人によって異なるだろう。
僕の場合は、昼から酒を飲むことが減った。

昼酒は気持ちがいい。
窓の外の、暑い日差しを眺めながら飲むシャンパンやビール、あるいは、雪景色を楽しみながらの日本酒。
僕の近所には昼から飲める店が数件あるから、外で飲むことも多かった。
今までは働いていた時間にふらりと出掛ける。
その時の気分にあわせて、店を選び、酒を選ぶ。
僕同様、昼から飲んでいる不良オヤジたちと、馬鹿話をする。
愉快でないわけがない。

楽しかった昼酒の機会が、どうして減ったのか?
その理由が、解放感が減ったことにあると、僕は感じている。
昼から飲むことの快感が、以前ほどのものではなくなったのだ。

昼酒には明らかなデメリットがある。
車の運転ができなくなる。
運動や読書にも支障が生じる。
となるとダラダラと飲み続けるか、さっさと昼寝でもするかしか、選択肢がなくなる。
快感が減った分、どうしてもデメリットのほうに意識が向くようになったようだ。

もちろん、それでいい。
昼酒が止まらなくなったら、近い将来、何らかの健康被害が生じるであろうことは、元医師として容易に想像できるからだ。


とはいうものの・・・
寂しいは、寂しい。
体が浮き立つような開放感が懐かしい。
アーリーリタイアしたことによって、僕が失ってしまったもの。
それは、アーリーリタイアを待ち望むワクワク感と、達成直後の解放感だ。

もしあなたがリタイアを待ち望んでいて、そしてそれをまだ達成できていないのだとしたら、ひょっとしたらあなたのほうが僕よりも幸福かもしれない・・・。

なんて思うあたり、ちょっとリタイア生活ずれしているのかなあ?

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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