19回目の今日は、ドイツのことわざ、
“幸福は婦人に似ている。若い者を好み、移り気だ。”
これは最初、あまりにも意味がわからなくて笑ってしまった。
そもそも夫人は若いものを好むのか? そして、移り気なのか?
それは人によるだろう、という気がする。
幸福が移り気。これはわかる。幸せな気分が、ほんのちょっとした出来事で消えてしまうことは誰しも経験があるだろう。
これはほとんどの場合、気の持ちようで解決できるのだが、それは長くなるので別の機会に譲る。
では次に、はたして幸せは若者を好むのだろうか? なるほど、確かに若者のほうが年寄りよりも幸福そうなイメージがある。
健康的で夢や野心に満ち、多大な可能性を秘めているのだからそれはそうだろう。
実際に幸福学の調査によると幸福度は年とともに低下し、中年期にはかなり低くなる。
「若者が幸せ」は本当なのだ。
ところが、である。
幸福度の平均は50歳前後を底に、再び上昇していくことがわかっている。
意外なことに、老人も若者同様に幸せであり、これは「高齢化のパラドックス」と呼ばれている。
そういった知見を踏まえて書き直すとこうなる。
“幸福は婦人に似ている。若い者を好み、老人にやさしく、しかし亭主には手厳しい”
うん、これなら、いい。
亭主族にはなんとも厳しいことわざになっちゃったけどね(笑)。
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