26回目の今日は、アメリカの小説家、ヘミングウェイ(1899年 - 1961年)の名言。
“善とは何か。後味(あとあじ)の良いことだ。
悪とは何か。後味の悪いことだ。“
善悪と言われると定義によってしまうので分析しづらいが、幸福の観点から言えば、後味は非常に重要であることがわかっている。
行動経済学者、ダニエル・カーネルマンは学生を被検者にして次のような実験を行っている。
① 痺れるほど冷たい水に両手を60秒浸す。
② 痺れるほど冷たい水に両手を60秒浸した後で、同様にとても冷たいが、少しは温度が高い水にさらに30秒浸す。
苦痛の総量でいえば、もちろん②のほうが大きい。しかし被験者である学生に「どちらの経験ならもう一度してもいいか」と尋ねたところ、②を選ぶ人が8割を超えたのだそうだ。
実験を終える時の苦痛が少ない分、②のほうがましな経験としてインプットされたということらしい。
映画やドラマに当てはめて考えても理解しやすい。たとえ序盤から中盤にかけて盛り上がったとしても、それに続く後半の場面が退屈なら、作品の印象も今ひとつということになってしまう。
もちろん制作する側もそんなことは百も承知だから、ストーリーの終盤で見せ場をつくったり、最後にオチを用意したりするというわけだ。
日々の生活を後味よくするのは簡単だ。なにごとであれ、終わりを笑顔で締めくくればいい。
そんな簡単なことで幸福度が増すのなら、やってみない手はないだろう。
さらに、マザー・テレサはこう言っている。
“人生の99%が不幸だとしても、最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる。”
終わり良ければ総て良しと考えて、そう間違いはないようだ。
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