人は他人より広い家に住みたがるが、他人より長い休暇を欲するわけではない ~ 幸せとお金の経済学2


ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)の続き。

前回のおさらいで、「地位財」と「非地位財」について説明する。
地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の安心・安全な生活のために重要となるものを指す。
調査により、地位財のもたらす幸せは、非地位財のそれよりも持続時間が短いことがわかっている。つまり持続的な幸福が欲しければ、非地位財に重きを置いた生活が有効だと言うことになる。

Intoroductionで、次のような選択クイズが出されている。

A; 自分は110坪の家に住み、他の人は150坪の家に住んでいる世界
B; 自分は80坪の家に住んでいて、他の人は60坪の家に住んでいる世界
つまり、Aの世界では、自分の家はある程度大きいが、周りよりは小さい。
Bの世界では、自分の家は小さいが、周りよりは大きい。
あなたならどちらの世界に住みたいだろか?

というものだ。
やってみると、ほとんどの人はBの世界を選ぶのだそうだ。
家はまさに地位財、つまり、人との比較によって幸福を得られるものであることがわかる。

では、次の問題。

A; 自分は1年に4週間、他の人は6週間の休暇がとれる世界
B; 自分は2週間、他の人は1週間の休暇がとれる世界

つまり、Aの世界では長く休みがとれるが、他の人よりは短い。Bの世界では休暇は短いが、他の人よりは長いということ。
これだと、ほとんどの人がAを選ぶのだそうだ。
休暇の長さは非地位財だから、他の人との比較よりも、絶対的な長さのほうが重視されるということになる。
実に興味深い。

最初に書いたように、地位財から得られる幸福は持続時間が短い。
だから地位獲得競争に陥ることなく、非地位財に十分な資金を回すことが望ましいのだが、近年、経済格差の拡大によってそれが難しくなってきているのだそうだ。
なぜ格差が広がると、非地位財のための資金が足りなくなるのか?

次回はそれについて書きたい。





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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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