以前にも書いたが、あまりお金のことは気にせずに暮らしている。
無鉄砲だとは思わない。
お金に関しては、アーリーリタイアを決断した4年前に相当細かく計算したので、大きく想定をくつがえすような出来事がなければ、十分足りるはずだと確信しているのだ。
せっかく勝ち得た時間を、一々株価を気にしたり、お金の計算をしたりして使うのはもったいないと考えている。
とはいえ、まったく放っておいていいわけはない。
先日、我が家の支出状況がどうなっているか、久しぶりにしっかりと計算してみた。
FIRE後、この手の計算をあまりしないというのは、我ながらズボラな話ではある。
ただ、これは「無駄遣いはしていない」という自信があるから、ともいえる。車、服といった地位財、すなわち他者との比較によって幸福感をえるようなものに、僕も妻もほとんどお金をかけない。
自由、自主性、経験、愛情といった非地位財と比べると、地位財で得られる幸せの持続時間が短いとされているし、それを僕らも感覚として理解している。
だから非地位財にはある程度お金をかけるが、そんなものはたかが知れているから、地位財に対する支出を避ければ、そうそう出費は多くならないはず、という理屈だ。
特に僕はアーリーリタイア後、さらに物欲が減ったので、服どころか、以前はちょくちょく買っていたCDすらほとんど買わなくなった。
本も図書館から借りることがほとんどで、めったに買わない。
呑兵衛なので家では飲むが、外で飲む機会も減った(コロナ禍ではなおさらだ)。
というわけで、現役時代より支出が減ることはあれ、増えることはなかろうと高をくくっていたのだ。
で、計算の結果はどうだったかというと・・・。
なんと、予定していたよりも10%も多く支出をしていることがわかった。
妻と支払い状況を吟味したところ、日常の食費に以前よりお金がかかっていて、これが主たる原因と考えられた。
僕らはほとんど外食をしない。その分、家で食べるものは多少いいものでも贅沢ではなかろうと感じていて、管理しようという意識が薄くなっていた。
妻は料理が好きだ。
僕が開業医だった頃は経理を手伝っていて忙しかったのが、リタイアした後は家事に専念できるようになったのに加え、僕も多少は手伝うからさらに時間に余裕ができる。
それによって少しずつ料理にかける手間が多くなり、知らぬ間に出費も増えていったということのようだ。
現時点では大きな問題ではない。
株価は異様なほど順調だし、週に半日だけではあるが今でも患者さんを診ていて少しは収入があるから、10%程度の支出増加は問題なく吸収できる。
ただ、これが続くようだと、将来的に生活資金が枯渇する可能性が否めない。
今のうちに生活を見直し、支出を予定額以下に引き戻す必要がありそうだ。
いやあ、危ない。
これからはもう少しまじめに管理をしなければ、と夫婦で反省。
ズボラにもほどがある、ということのようだ。
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