抗原検査。欧米ではどのように受け止められ、使われているのか、現状を報告する。


昨日予告した通り、諸外国での動きについて記す。
注目していたアメリカより先にヨーロッパで抗原検査を活用する動きが加速している。

イギリス。
https://www.bbc.com/news/explainers-54872039
定期的な抗原検査が医療スタッフに提供され、他の雇用者からは労働者に提供されている、とのこと。
スクリーニング目的での利用は現に機能しているようだ。
https://www.thetimes.co.uk/article/hz-splash-17-hsc-xz3dpdnvx
ロックダウン緩和に向けて、ジョンソン首相は毎日40万以上の抗原検査キットを家庭や職場に配送するとのこと。
https://www.gov.uk/government/news/british-manufacturer-surescreen-diagnostics-to-supply-20-million-rapid-lateral-flow
検査キット確保の動きも加速中で、surescreen社と迅速抗原検査2000万キットの契約を締結したとの記事。
せっかく1250万の検査キットが余っているのに、それをスクリーニングに使おうとするとブーイングが起きる日本と同じプラネットとは思えない。

ドイツは3月からすべての人に無料の抗原検査を計画中。
https://www.thejakartapost.com/news/2021/02/16/germany-plans-free-antigen-tests-for-all-from-march-.html

フランスの現状は、下記記事から引用する。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202102/568898.html?n_cid=nbpnmo_twbn

現在、無料で抗原検査を受けられるようになっており、これらの検査の陽性者が全て感染者として数えられているからだ。
抗原検査については、病院や検査センターではなく、街の薬局で無料で検査ができるようになった。有症状者と同居していたり、職場が同じ人などはまず検査する。結果として、無症状の陽性者が増えることになった。医師にとって抗原検査はあくまで問診で得られる情報と合わせて総合的に評価するための診断ツールとして用いている。一方で薬局がテントを建てて大量に抗原検査を行っているのが現状だ。第1波はより正確なPCR検査にこだわったが、検査数が限られ、病院でしか提供できなかった。その結果、重症化した人しか検査ができず、致死率も高くなってしまった。

PCR検査のほうが(もちろん)正確と認めつつ、状況をみながら抗原検査も活用する。この柔軟さが日本には欠けているように思える(えてしてそういう国なのだろう)。
PCR検査にこだわって失敗した欧米の反省が、日本の「抗原検査反対論者」たちに届いていないのが悲しい。

オーストリアでは学校で、そして美容院にでかけるために抗原検査。
感染が終息しなくても人々は自由を取り戻しつつある。
http://happawien.jugem.jp/?eid=3478
https://www.thelocal.at/20210112/coronavirus-austria-to-test-all-school-children-to-end-lockdown
さらに国民全員に無料頻回抗原検査を行うとの報道も。薬局で配布し、月に5回、自宅で検査するようだ。3月1日開始予定。
https://apps.derstandard.at/privacywall/story/2000124167948/ab-1-maerz-gibt-es-gratisselbsttests-fuer-alle-in-apotheken

デンマークはロックダウンから抜け出し通常の生活に戻すために、週2回の頻回検査を計画中。
https://www.thelocal.dk/20210217/covid-19-denmark-plans-twice-weekly-testing-as-path-out-of-lockdown?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

こちらはカナダ。
https://twitter.com/CBCAlerts/status/1359206322164666372
全介護施設の無症状のスタッフ向けに、週1回、抗原検査による定期検査(地域の陽性率が5%以上なら週2回)を行っている。
陽性が出たら即隔離してPCRで再検査。
日本でも政権は似た政策をとろうとしていて、これがうまく運用されることに期待している。
(多くの人は気づいていないが、ネット世論より政策が完全に進んでいるという珍しい状況が生じている)。

もちろん本元のアメリカでも計画は着々と進行中のようだ。下記はホワイトハウスコロナ対策チームによるツイート。
https://twitter.com/WHCOVIDResponse/status/1358204948727668737
「医療現場や家庭で使える迅速抗原検査の拡充計画」
を一番上に挙げている。
まだ内部で具体的方針が定まらないのか、一斉に検査を開始できるだけの製造体制を整えている最中なのかはわからない。
現時点では家庭ででき、自己診断できる抗原検査キットの認可がおりておらず、ヨーロッパより遅れているのが現状のようだ。

と欧米の状況を解説してきたが、これらの国と今の日本を直接比較することはできない。
というのも日本は幸運なことに欧米ほど感染が拡大していないので、検査するときの「事前確率」が低いのだ。
これはちょっとややこしいので、明日改めて書く。



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近所のフレンチレストランからのテイクアウト。
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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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