ネットを見ていて思うことの一つとして、「インフレを想定している人は少ない」のを感じます。
これって、私にしてみると「日本人特有の傾向」だと思っていて、「インフレが起きていないのは日本だけ」と言っても良いのに、これを想定していないのはアホとしか言いようがないと思うんですよ。これって今の若者だけじゃなくて、年寄りも「インフレの怖さを知らない」人は多いと思っています。
収入があれば必ず納税しなくてはならないのは世界の決まりで、なぜそれを無視して「一億円を4%で回して・・・」とか言うのだろうか。
もちろんインフレは織り込み済みだし、切り崩すときにかかる税金もこの手法では加味されている。4%は1年で解約していい所有株の割合であり、使っていい額ではないのだ。4%ルールとは?
「4%ルール」は1998年に米トリニティ大学のグループによって発表された資産運用に関する研究から導かれたものです。
これは、毎年、資産運用額の4%未満を生活費として切り崩していれば、30年以上が経過しても資産が尽きる確率は非常に低いという内容です。どのようなポートフォリオ(資産構成)にするかなどによって数字は変わってきますが、おおむねこのような意味になります。
この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)から物価上昇率(3%)を差し引いて計算されたもので、要は投資で得られる利益の範囲内で生活を続ければ、半永久的に資産が目減りすることなく生活ができるという考え方です。
とのDabo氏の批判は、その辺の理論を知らずに展開されているようにみえる。収入があれば必ず納税しなくてはならないのは世界の決まりで、なぜそれを無視して「一億円を4%で回して・・・」とか言うのだろうか。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。