内山直の“誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう”!?


随分前に録画したウディ・アレン監督の映画 「それでも恋するバルセロナ(原題;VICKY CRISTINA BARCELONA)」を観返してみた。映画自体はウディ・アレン作品にしてはマアマアの出来で、絶賛するほどのものではないと思っているが、「それでも恋するバルセロナ」 という邦題のつけかたが上手く、感心した。

洋画には原題をそのままカタカナに変えるパターンと、日本語に直訳するパターン、それに、原題とはまったく違う邦題をつけるパターンとがある。イメージが崩れるから妙な邦題をつけないで欲しい、という意見の人もいるようだが、僕は大胆な邦題に大賛成だ。
タイトルは分かりやすくあるべきだと思うし、キャッチーな方が興味をそそられる。
原題の中のVICKY、そしてCRISTINAは登場人物の名前。
原題が名前がらみだと、そのままカタカナでは地味になってしまうので、大胆な邦題がつけられることが多いようだ。
そのパターンの中で個人的に気に入っている邦題は 「俺たちに明日はない(原題;BONNIE AND CLYDE)」。シャープだし、内容にもマッチしていて、唸らされる。
反対に、ちょっとひどいと思ったのが 「ザ・エージェント(原題;JERRY MAGUIRE)」。
トム・クルーズがスポーツ・エージェント(代理人)を演じているのだが、映画で「エージェント」なんて言われたら、普通は諜報員を想像する。
最初に聞いたときは、てっきりスパイ映画かと勘違いしてしまった。ここまで原題を無視するのなら、日本語で分かりやすく「代理人」でいいのに、と思う。
加えて、エージェントは母音で始まるのだから、「ザ」ではなく「ジ・エージェント」では? という議論もあった。これには正否両論あり、僕に判断しかねるが、そもそも日本語にない定冠詞をつけるからこんなことになるのだ。
どうしても英語にしたいのなら、単に「エージェント」の方がすっきりするのに。
 
原題が人名がらみであるにも関わらず、そのままカタカナにしてしまうと、面白味のない邦題になることが多い。典型的な例が 「プライベート・ライアン(原題;Saving Private Ryan)」。
てっきりライアンさんの私生活の話かと思ったら、プライベートというのは1~3等兵のことなのだそうだ。
ちなみに映画のライアンは2等兵。そんなこと、僕らにわかるわけがないじゃないか。
この場合タイトルは、「ライアン2等兵」あるいは「ライアンを救え」あたりにすべきだと思うのだが。

さて、話をウディ・アレンに戻すが、ウディ・アレン作品にはよく出来た邦題がつけられていることが多いように思える。これは配給側にもファンが多く、特に気合を入れて考えているからではないか、というのが僕の勝手な推測だ。
例えば 「世界中がアイ・ラブ・ユー(原題;Everyone Says I Love You)」。「愛してる」としないで、アイ・ラブ・ユーを残すあたりがウマイ。
古いところでは、「ボギー!俺も男だ(原題;Play It Again, Sam)」というのもお気に入りだ。
ちなみにボギーはハンフリー・ボガードのこと。原題の方がしゃれてるが、これだと映画「カサブランカ」を見ていない人には意味が通じないので、邦題をつけて正解だと思う。興味のある方は、是非「カサブランカ」と合わせてご覧いただきい。
そして、何と言ってもきわめつけの邦題は 「ウディ・アレンの誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(原題;Everything You Always Wanted To Know About Sex But Were Afraid To Ask)」。
こんなタイトルをつけるウディ・アレンもすごいけど、それをほぼ直訳して邦題にしてしまう配給側の大胆さにもびっくり。
初めてタイトルを聞いた時は、思わずのけぞったものだ。でも、枕の「ウディ・アレンの」は余計だなあ。

ちなみにこれはコメディ映画であり、エッチなものではありませんので、あしからず。


ランキングに参加してます。ぜひ一票を。
更新の励みになります!
    ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村




A3A03B30-16F5-4BBA-9DFB-0FD347E391B5.jpg
イチゴムース。
お料理に興味のある方はこちらの記事をご参照ください。
【我が家お薦めのお手軽料理本】 ベスト3 ~ おいしくて簡単な本を厳選しました!

スポンサーリンク

内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

自著の紹介

ツイッター(更新告知など)

ブログ・ランキング参加中

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

こちらは連絡用です。 コメントはツイッターでのみ受け付けています

全記事表示リンク

プライバシーポリシー

検索フォーム