Q. イギリス変異株の特徴は?
A. 従来のウイルスよりも感染力が最大40%増加し、また重症化もしやすいようです。
イギリス変異株(VOC202012/01、B.1.1.7、20I/501Y.V1)は、2020年後半にイギリス南東部で初めて確認されましたが、現在は世界中に拡大しており3月9日時点で111カ国で報告されています。
当初、イギリスでロックダウンが行われる中で、この変異株が従来株よりも最大75%感染力が強いのではないかと推定されていました。
イギリスの公衆衛生局の報告書では、イギリス変異株に感染した人の接触者37,585人のうち12.9%に二次感染が認められたのに対し、従来のウイルスに感染した人の接触者24,239人のうち9.7%に二次感染が認められたことから、変異株の感染力の増加は25~40%であると推定されています。
また、重症度についても高くなることが懸念されています。
イギリスで従来のウイルスに感染した人と、イギリス変異株に感染した人とを比較したところ、イギリス変異株に感染した人の方が64%死亡率が高くなっていたと報告されています。
このうちいくつかはすでに世界と共有されている。一番顕著なのがマスクで、欧米でも広く着用されるようになったのは皆さんもご存じのとおりだ。日本で感染者数が少ないことに対する僕の結論。
主たるファクターXは、マスクの着用。
感染初期から国をあげてユニバーサルマスキングを達成した効果には疑う余地はないように思える。
さらに、
・クラスター対策班や保健所職員等による献身的なクラスター対策
・マラソンなど大規模イベント休止、休校要請により国民が早期(2月後半)から危機感を共有
・毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・早期から3密を避けたこと
・大声を出す必要がなく、唾液も飛びにくい日本語の特性
これらの効果も大なり小なりあったと考える。
その他の要素の影響も否定はしないが、あったとしても軽微だった可能性が高そうだ。
の3点にすぎない。・毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・大声を出す必要がなく、唾液も飛びにくい日本語の特性
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。