新型コロナの感染経路。最近の知見をまとめてみた。


今日は新型コロナウイルスの感染経路について。
以前より僕は主経路はエアロゾル感染だろうと書いてきた。その際、一番影響をうけたブログがこれだ。
https://first10em.com/covid-19-is-spread-by-aerosols-an-evidence-review/
それを僕が意訳したブログ記事がこちら。
「エアロゾル感染に関する良記事をみつけたので、参照しながら僕なりにまとめてみる」
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-275.html

飛沫vsエアロゾルの議論は今回は見送り、接触感染について書く。
昨年から少しずつ明らかになってきていたが、やはり接触による感染は少ないようで、今年に入ってから立て続けに総論的記事や指針変更が出てきている。
今日はそれらをまとめて紹介したい(なんて親切なブログだろう 笑)。

まずは1月末のnature誌記事。
https://www.nature.com/articles/d41586-021-00251-4
こちらの日本語訳から引用する。
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v18/n4/%E7%A8%80%E3%81%AA%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%80%81%E7%B6%9A%E3%81%8F%E5%BE%B9%E5%BA%95%E6%B6%88%E6%AF%92/107001#.YGQ1DpyPlWg.twitter

稀な接触感染、続く徹底消毒
SARS-CoV-2が物体の表面に長時間残存し得ることは確かだが、表面を介した接触感染はCOVID-19の主要な伝播経路ではないことが示されている。

非現実的な条件
これらの実験結果は確かに、SARS-CoV-2が物体の表面で感染能力を保持したまま長時間残存し得ることを示している。だがこれは、人々がドアノブなどを介してSARS-CoV-2に感染する、ということの証拠にはならない。Goldmanや他の研究者たちは、これらの研究の多くは、実験室外の現実的な条件で行われたものではないため、結果を深読みし過ぎてはならないと警告する。
「これらの実験では、対象物に非常に大量のウイルスを付着させた上で、その残存時間を調べています。そうした量のウイルスに遭遇することは、現実世界ではまずあり得ません」とGoldmanは言う。
他にも、模擬唾液を用いた実験や、湿度や温度などの条件が制御された実験などがあり、これらは全て、実験と現実世界との隔たりを大きく広げることにつながっているとGoldmanは指摘する。

COVID-19の症例に関して1年分のデータを手にした研究者たちは、1つ明らかな事実があると話す。それは、一番の懸念材料は物ではなく人である、ということだ。一度に多数の人々が感染する集団感染(クラスター)事象は通常、混雑した屋内空間で発生し、こうした事象から得られたエビデンスは明らかに空気伝播を示していると、Marrは説明する。「クラスター事象を間接接触感染で説明するには、相当複雑なシナリオを作り出さなければなりません」

物体の表面を介した伝播の可能性も排除はできないため、手洗いは重要だとMarrは語る。だが、物体の表面の消毒に関しては、換気システムを改善したり空気清浄機を設置したりする方がより重要だという。


こちらは3月30日のnature誌記事。
https://www.nature.com/articles/d41586-021-00810-9?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_content=organic&utm_campaign=NGMT_USG_JC01_GL_Nature
ほとんどのCOVID-19は飛沫、エアロゾルが原因なのに、多くのリソースを表面消毒に費やす等、なぜ世界的に空気対策が遅れたのかについてまとめられている。

そして4月5日更新の米CDCによるscience brief。

新型コロナに感染する主なモードは、呼吸で生じる「滴」への曝露によるものです。接触感染の可能性もありますが、一般的にリスクは低いと考えられています。

そう。新型コロナウイルスのまん延を防ぐのは過剰な清掃・消毒ではなく、空気に関心を払うこと。つまり換気や空気清浄ということになる。

これに関して日本の厚労省は…。公式サイトを覗いてみる。
国民の皆さまへ (新型コロナウイルス感染症) 新型コロナウイルス感染症の予防
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html
いまだに「接触感染に注意!」の字が大きく踊り、換気は小さくしか触れられていない。
さらに「空気感染」「エアロゾル感染」については記載自体が存在しない。日本の専門家、専門機関はいまだに「飛沫感染が主」との認識でいるようだ。

やれやれ・・・

君たち、ほんと、いい加減にしなさいよ!



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近所のフレンチからのテイクアウト。

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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