後悔が不全な煩悩である理由


「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、幸福に関係しそうな本を時々紹介している。
今回紹介するのは小池龍之介著「読むうちに悩みが空っぽになる人生相談(王様文庫)」。


仕事でミスを指摘されると自分でも驚くほど過剰に反応し、またミスをしてしまう、との相談には・・・
p117

“仕事を指摘されると、誰しも「自己イメージ」が傷ついてグラつくものであります。なぜなら、「自分はちゃんと仕事もできるし、立派な人間だもんねッという思い込みを持っているからであります。(その煩悩モードは、「慢」)
(中略)
失敗したり他人から批判されるとすぐに壊れそうになる御方ほど、「自分は立派だもんッ」という妄想を心に強くインストールしてしまっているものであります。
裏を返すと「自分は立派だもんッ」という妄想を見つけ出して取り除いた分だけ、まわりからの批判にも傷つかず、むしろ批判をアドバイスとして役立てられるという道理なのであります
また、「後悔」という煩悩モードに呪縛されておられるがゆえに、同じ過ちを繰り返してしまいます。
失敗してしまったときのイメージを心に強く焼きつけて、繰り返し思い出しては後悔しますゆえ、そのたびに写真を焼き増しするように、失敗するためのカイロが焼き増しされてパターン化してしまう・・・ッ。がっびーん。
「後悔」とは、同じ場面で同じ反応をするパターンが焼きつけられてしまいますので、とても不全なる煩悩なのであります。
失敗を指摘されたときは、一瞬にして「慢」の煩悩モードがグルグル回転しはじめることでしょう。
そのとき、その負の思考を強引に離れて、シンプルに「次は失敗しない、次は失敗しない、次は失敗しない」という言葉を、心に強く言い聞かせてください。
心の中をその言葉で占領してしまい、心に後悔させる余地を与えないのが大切なことと申せましょう。“


このお方の文章は実に独特なので、引用するのは中々に疲れる(笑)。
しかしながら、内容はとても実践的で、自分でもなんとかできそうな気分になる(もちろん、そう簡単ではないのだが)。
仏教の教えはそもそもが釈尊との問答だから、こういうスタイルは仏教書によく馴染むようだ。
伝統仏教というと、スマナサーラ氏の本が多く出版されているが、スマナサーラ氏はあまりに浮世離れされているので、入門書としては小池氏の本のほうが入りやすいように思える。
せっかくの入りやすさを、独特の文体が邪魔しているような気がしないでもないが(笑)。

いずれまた他の著書も紹介したいとは思っているが、とりあえず小池龍之介氏はこれにてお終い。





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マンゴーソースのパンケーキ。
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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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