Twitterでマスクの効果に対し疑念を唱えるリプを、久々に複数頂いた(なんとそのうち1名はそこそこ有名らしいドクター!)。
実はマスクの効果については昨夏、それまでは懐疑的だったイギリス、オーストラリアまでもが義務化に踏み切った時点で決着がついたと思っており、最近はろくに論文集めもしていなかったので、「今さら?」と驚いた。
マスクの効果についてはもはや疑う余地はないと僕は考えていている(し、ほぼ世界中の科学者がそう考えている)。
マスクについての記事は多数書いているが、一番まとまっているのはこれだろうか? 興味のあるかたは参照してほしい。
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-238.htmlファクターXはマスク、と書いた記事はこちら。
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-293.htmlちなみにファクターXはマスクと言う意見は、僕だけのものではない。
ファクターXの生みの親、山中伸弥氏
https://www.komei.or.jp/km/hachijou-yamamoto-tadashi/2021/01/17/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BCx%E3%80%8D/北村義浩医師
https://bizspa.jp/post-383583/宮澤大輔医師
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.06.22.20137745v1そしてお馴染みたつはる獣医師も同じ意見だ。
https://tatsuharug.com/corona-mask特に最後のたつはる氏によるものは一般の人にも読みやすく、説得力がある論説になっているので、ファクターXに興味がある方にはぜひご一読いただきたい。
一部の人はいまだにファクターXを
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種
・東アジア人がもつなんらかの免疫機能
に求めているようだが、非常に考えにくい。
詳しくは上述した僕やたつはる氏のブログを参照していただきたいが、できるだけ簡単に言うと
日本、それに中国や韓国でも致死率は変わらない。
→ファクターXは感染者数にあることになる。
→日本人は体質的に感染しにくいのか?
→全数検査が行われたダイアモンドプリンセス号では半分以上が外国人だったが、特に日本人が感染しにくい所見はなかったし、多民族国家アメリカでも人種差はなし。
→第一、国内でも凄まじいメガクラスターはいくつも起きているから、日本人が感染しにくいとはとても思えない
→となると体質ではなく、生活様式に解を求めるしかない
ということになる。
体質的なものがファクターXだとすると、明らかな、そして修復が難しい矛盾が生じるのだ。
それでも一部の人は、
「それだけで東アジアの国々全部で感染者数が少ないのは納得できない」
と主張する。
いやいや、そう簡単に括らないで。国ごとに丁寧にみれば簡単な話。
中国は過酷なロックダウンでゼロコロナを達成。
香港、台湾は感染拡大初期からの大規模隔離とマスクでゼロコロナを達成。日本、韓国は大規模隔離は行わなかったが、マスクで初期の流行拡大を軽くし、その後、接触追跡で善戦。
東アジアと一括りにすると見えにくくなるが、各国がとった政策をみれば東アジアはうまくいっていて当然といえる。
これはベトナム、タイといった一部東南アジアの国々にも当てはまるので、ご興味があれば下記記事を参照いただきたい。
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-108.htmlそれにそもそも「東アジアではすべての国がうまくいっている!」との主張自体が間違いなのだ。
どういう意味か、ピンとくるかな?
明日はそれについて書く。
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