CDCはこのたび「曝露のしかた=感染経路」をこれまでに蓄積された科学的知見に基づき、次の3つに整理しなおしました。
1.微細な飛沫とエアロゾル粒子が浮遊する空気を吸い込む
この経路で感染するリスクは、感染性のある人から3~6フィート(約1~2メートル)以内が最大としています。発生源から近い距離では、空気中の微細な飛沫とエアロゾル粒子の濃度が最も高いからです。
2.飛沫や微粒子が、覆われていない粘膜に付着する
例えば、咳やくしゃみをするときに出る飛沫を直接目に浴びるような状況です。1と同様に、この経路で感染するリスクが最も高いのは、発生源から近い場所だとしています。
3.ウイルスを含む気道分泌物で汚染された手指、あるいは、ウイルスで汚染された環境やモノの表面に触れた手指で粘膜に触れる
以下の状況にある屋内空間に、感染者が長時間(15分以上)滞在した場合には、屋内のウイルス濃度が高まるため、2メートル以上離たところでも、あるいは感染者が退出した直後の空間を通過するだけでも感染するリスクが生じます。
1 換気が不十分な閉鎖空間
このような空間では、鼻や口から出た気道分泌物、特に非常に微細な飛沫やエアロゾル粒子の濃度が高まりやすくなります。
2 吐き出す息の量が多い
運動、歌を歌う、叫ぶといった行為を行うと、産生される微粒子の量が増えます。
3. 1と2の状況にある屋内空間での滞在時間が長い
特に15分以上滞在すると感染するリスクが高まります。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。