ほぼ飲み続けの僕が禁酒をするとどうなるのか? 昨日実験してみました!


というわけで昨日からの続き。
高校時代から毎日飲むようになり、休肝日をつくることなく50歳過ぎまで飲み続けた僕が酒を飲まないとどうなるか、実際にやって観察してみた。
飲まない人は「何を大袈裟な」と思うかもしれないが、毎日の習慣を変えるのにはそれなりのエネルギーが必要だし、常習性があるものならさらに難しいのはいうまでもないだろう。
ちなみに僕は毎日それなりに飲むが、暴れたり仕事に支障をきたしたりはしないため、依存症ではないらしい(実際のスコアについては昨日書いた)。
幸運なことに肝機能はいまだに正常だ。

さて、朝。
僕の寝起きはあまりよくない。だるいし、喉の渇きが不快だ。
これが僕の寝起きの性質なのか、それとも前夜の酒のせいなのか、飲まない日がない僕にはわからない。
明日の寝起きはどんななんだろう、と想像すると少しワクワクした。
それと同時に、「今日は飲めないのか」と早くも不安を感じる。

昼。
アーリーリタイアしてから、昼も時々飲む。
午後のアクティビティを落とすのが嫌なので、多くは飲まない。ビール350ml程度で、これなら短い昼寝の後はだいたい醒めている。
もちろん今日は昼酒もなしだ。
ここまでは特にストレスもないが、夜に対する獏とした不安が続き、少し憂鬱。

午後。
ポケマルで注文してあった好物の「なまこ」が届いてしまう。そろそろシーズンも終わりということで注文していたのをすっかり忘れていた。
せっかくだから禁酒日は延期、との言葉が喉まで出かかったが、ここはぐっと我慢。
鮮度が落ちるのは残念だが、明日の飲酒解禁の楽しみにとっておくことにする。

そして夕食。
飲まないと楽しめないような気がしていたのだが、そうでもない。むしろ普段酒を飲むせいで控えめにしていた米がうまい。
しかし妙なことに、あっという間に満腹になってしまった。
米が効いたのか、あるいはいつもはアルコールで食欲が増進されているのか。その辺はよくわからない。
満腹のせいか、酒なしの夕食が影響しているのか、体がだるく感じてしばしソファで横になる。

夜。
とにかく時間の流れが遅くて驚いた。
本を読んだり映画をみたりするのだが、体のだるさは続き、かえって頭が働かない。20年前、タバコを止めた時と感覚が似ているな、と感じた(そのときのほうがはるかにつらかったが)。
飲酒の習慣がなく、夕食後も勉強をする人と夜な夜な飲んでいる人とではずいぶん差がつきそうだな、とも思った。考えてみれば僕も大学病院に勤務していたころは夕食は毎日医局でとって、夜中近くまで仕事をしていたっけ。
毎日晩酌ができる環境というのは、それだけで「いい身分」という気もする。

その後も満腹のまま。
食後にウイスキーを飲んでいるとじきに小腹がすいてくるものだが、酒なしだとそれがない。
結局することもみつからず10時過ぎには床に就いた。
となると酒がダイエットの大敵であることは間違いなさそうだ。禁酒すれば体重管理も楽になるんだろうな、きっと。
飲まないと眠れないのではという不安もあったが、これは完全な杞憂だった。毎日昼寝をしているのだから、酒なしで寝つけないわけがない。

眠りはいつもどおり。特に深いとも浅いとも感じなかった。
寝起きもさして変わらず。少し期待していた「前夜飲まなかったせいで目覚めが爽快!」ということもなかった。
やはりそもそも寝起きが悪い質なのだろう。

というわけで、期待していたようなドラスティックな変化はなかった。
不安に感じていたようなことはまったく起きず、夕食後、時間の流れが遅いことと、食事の量が少なく済んだことが印象に残った。
せっかくの機会なので今日もう一日酒について考え、明日の記事としたい。



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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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