肝機能正常で依存症というわけでもない僕が飲酒癖を見直そうと考える理由とは


高校時代からほぼ毎日飲んできた僕が、恐らく20年以上ぶりに禁酒日をつくった。
昨日書いたとおり、夕食後、時間の流れをやけに遅く感じた他は大きな変化もなく、拍子抜けする結果となった。
そこで今後どう付き合っていくかも含め、アルコールについて考えてみた。

アルコールは麻薬の一種と言い切っていいだろう。
ヘロイン、コカイン、覚せい剤、アルコール、マリファナ、タバコは皆麻薬で、依存性は概ねこの順番通りだ。
https://www.ask.or.jp/article/644
世界の多くの国ではアルコールとタバコが合法で他が違法だが、例外もある。最近は欧米を中心にマリファナの合法化が進んでいるし、一般市民がアルコールを得にくいところも多い。
日本に限っていえばアルコールとタバコのみが20歳以上に限り合法。
理由はこのふたつが安全だからではない。歴史的に許容されてきたことから文化的に親しまれており、非合法化するとなるとメリットよりデメリットのほうが大きいと予想される、とただそれだけのことだ。
タバコは明らかに健康に有害。アルコールは少量ならむしろ体にいいと以前は考えられ、「百薬の長」と呼ばれてもきたが、最近はたとえ少量であっても健康被害があるとされている。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30146330/
僕はそうとわかった上で、合法麻薬を常用しているということになる。なぜか?

一番の理由はシンプルに常習性だろう。
人生で一番忙しかった高校時代に、寝酒をストレス解消の手段として常用してしまったことが、精神的依存性を高めたことは想像に難くない。その後に続く医師としての日々も決して楽なものではなかった。
さらにHSP気質の影響もありそうだ。多くのHSPの人に同意してもらえると思うが、少し神経を鈍らせると人と接するのがグッと楽になる。
酒の味も好きだ。
夕刻、妻に夕食のメニューを訊ね、今宵の酒は何にしようかと思いを巡らせるのは至福の時といっていいだろう。
焼酎は好まないが、ビール、ワイン、日本酒のいずれかを夕食と共に嗜む。食後はもっぱらスコッチだ。
ただし酒で大いに酔っ払いとか、騒ぎたいという欲求はない。ほろ酔いで終わらせるほうが快適だと思っている。だから毎日飲むが、大して量は飲まないという現在のスタイルに落ち着いたというわけだ。
「あなたの飲み方なら、毎日でも問題ないんじゃない?」と妻は言う。
確かに。大した問題はない。肝機能だって正常だ。
ただそれでも、「何かに捉われている」という感覚を邪魔に感じることはある。昨日書いた通り、今日は飲めないとなると漠とした不安感が生じてしまう。
たとえば友人に興味深いイベントに誘われた場合、もしそれが夜で酒を伴わないとしたら、僕にとってハードルはかなり高くなる。
酒なしはきついな。そこまでして参加しなくていいか、とつい考えてしまうのだ。
人生を長いスパンで考えた場合、これはちょっともったいない気がする。

今回の禁酒で、1日飲まずに過ごすことは「どうということはない」のだとよくわかった。であれば今後も、たまにこんな日をつくってもいいのかもしれない。
目的は「アルコールによる束縛」を排除するため。そして体にもいいとなれば一石二鳥だ。
あとはどのくらいの頻度で禁酒日を設けるか。
う~ん、話が具体的になると、さっそく憂鬱になってきたぞw

ほとんどの方にとっては何の興味もわかないシリーズだったと思うが、最後までお付き合いいただき、感謝する。



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というわけで、ポケマルで購入したなまこw。まずは青から。
お料理に興味のある方はこちらの記事をご参照ください。
【我が家お薦めのお手軽料理本】 ベスト3 ~ おいしくて簡単な本を厳選しました!

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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