ふむふむ、今の僕にぴったりではないか。金や原油、農産物などの実物資産は「コモディティー(商品)」と呼ばれる。
Q. コモディティー投資のメリットは?
A. インフレに強く、資産分散の効果も
コモディティーに投資するメリットとして、まず、インフレに強い点が挙げられる。インフレになると貨幣の価値が下がる一方、モノの値段はインフレ率に連動して上がる。将来のインフレリスクに備えて、資産の一部をコモディティーに投資しておくと安心だ。
また、コモディティーは分散効果が高い点もメリットだ。「タマゴは1つのカゴに盛るな」という格言があるように、長期の資産運用では、値動きの異なる資産を組み合わせて持つのがセオリーになる。コモディティーは株式や債券といった伝統的な資産と異なる値動きをする傾向があるため、それらと合わせて保有することで全体のリスクを軽減できる。
なるほど、株式を主とした投資の場合、分散効果だけを考えればコモディティ内で分散投資するより、金のみのほうがいいのね。コモディティについては、コモディティ全体よりも金だけの方が株式との分散投資効果が高い(相関が低い)ことなどから、金を投資対象としています。
インフレに対応した資産である金、不動産を併せて約10%となっている。資産クラス 金額 割合
米国株(VTI) 350.0万円 35.0%
日欧株(VEA) 334.0万円 33.4%
新興国株(VWO) 161.0万円 16.1%
米国債券(AGG) 50.0万円 5.0%
金(GLD) 55.0万円 5.5%
不動産(IYR) 50.0万円 5.0%
僕の場合は昨日書いた通り、金融資産内の現金(生命保険)比率が高いため、強いインフレリスクにさらされている。コモディティは上限の10%程度あってもいいような気がする。◆統計から計算した金の最適保有比率
伝統的な資産中心の投資家:2.9~9.4%
新興国株式やヘッジファンドも選択肢の投資家:2.1~6.8%
5%のボラティリティを許容する保守的な投資家:3.3~4.9%
10%のボラティリティを許容する積極的な投資家:6.2~8.7%
15-28%! とさらに高めのアドバイス。混乱するなあ。11p
海外機関投資家の資産構成資産を3種類に分けて記載している。1つ目が株式、2つ目が不動産や物価連動国債などのインフレ対応資産、そして3つ目が債券である。
インフレ対応資産の組入れ比率は、15%から 28%となっており、リスク資産である株式の組入比率と比較すると 1/4 から 1/2 程度組み入れる傾向がある。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。