「4週間で幸せになる方法」という本を上梓して以来、たまに幸福に関する名言を紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる(はず)。
もし気に入ったものがあったら何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。
30回目の今日は、チャールズ・リンドバーグ(1902~1974)。

人類初の大西洋単独無着陸飛行に成功したことで有名だ。
“なんと大洋の美しいことよ、なんと大空の澄んでいることか、点のような太陽、何事が起ころうと、この瞬間を生きていることでたくさんだ。”
今この瞬間を生きることは、日々の幸福度を上げるためにとても有用だ。
しかしご存知のとおり、それは容易なことではない。心はすぐに「今」から抜け出し、未来や過去をあてどなくさまよってしまう。
それを防ぐためのテクニックをひとつ紹介しよう。
今日が人生最後の日、すなわち明日、死ぬ運命にあると想像しながら1日を送るというのものだ。
癌で余命宣告を受けたというような場合を除けば、僕たちはあたかも永遠に生きられるかのように日々を過ごしている。死ぬまでに、あとどのくらいの時間が残されているだろう、などとは考えることもない。
だからこそ、後になって振り返ればどうでもいいであろうことに血肉を注いだりもする。
でも、もし今日が最後の日だとしたら?
時間がかけがえのないものであると思い起こすことになり、今を生きることが少しは容易に感じられるようになるだろうし、少なくとも明日以降の日々に思いをはせることはなくなるはずだ。
ちなみに自分の死についてしっかりと考えると、他者に対してより親切、かつ寛大になることがわかっている。
親切な行いの効能は以前に書いたが、寛大であることも心身の健康によく、落ち込みのリスクやストレスを減らし、人間関係を強める作用があるとされており、その面からも幸せにつながりそうだ。
今日1日、明日は死ぬ運命だと想像しながら生きてみてはどうだろう?
「今を生きる」ことの意義が、理屈ではなく感覚的に理解できるかもしれないよ。
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医師である僕が「科学的」に考えた幸福になるための最短経路がこちら。ぜひご一読を。