住居は(購入して)持ち家と賃貸では、どっちがお得? 僕なりの視点で比較してみる。


Twitterで持ち家と賃貸とどちらが得か? との論争をみつけた。
リスクと期待リターンとの関係を理解していれば、さして難しい問題ではないと思うのだが、そこそこ経済に詳しそうな人までも加わって論争が繰り広げられる様子に驚いた。

リスクを説明するために一旦不動産から離れ、自著「幸せの確率 あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から一部を引用する。

仕事をすれば報酬を与えられること、そして、成功すればさらに多くの利益を得られることは、一般に広く知られています。しかし、たとえ仕事をしなくても、リスクをとれば、その行為自体によって利益を得ることができるのだという事実は、あまり理解されていません。
リスクなど引き受けないで済めば、それに越したことはないでしょう。しかし、リスクを取る人がいなくなったら、世界経済は大変なことになってしまいます。そこで資本主義社会では、リスクを取った人には相応のリターンが与えられるようになっているのです。それについて、私たちにとって馴染みの深い、預金・債券・株式という、三種類の運用手段を例にとって説明します。
まずは、銀行預金。銀行にお金を預ける場合、私たちは決まった利息を受け取ることができますし、すぐに引き出そうが、数年間預け続けようが、こちらの都合で勝手に決めたり、変更したりすることが可能です。預け先の銀行が破たんすれば預けたお金を失うこともありますが、それでも一千万円までは、預金保険制度(ペイオフ)によって保護されています。このように銀行預金は非常にリスクが低いため、私たちは安心してお金を預けることができるのです。
次に、債券はどうでしょうか? 発行する側の国や会社は、利息として毎年一定額を支払うことを約束し、その期間が終わったときには元本(額面)をまとめて返済してくれるので、約束の期間保有し続けるのであれば、発行元である国や会社が破たんしない限りは、利息の分だけお金が増えていきます。ただし、その期日よりも前にお金が必要になった場合には、債券を市場で売らなければならなくなり、場合によっては、購入した時より安くしか売れない、すなわち、元本割れの憂き目をみることもあります。大ざっぱにいうと、債券は、いつでも損失なく現金化できるわけではないという点で、預金よりもリスクが高いというわけです。
最後に、株式を比較してみましょう。株を買うということは、その会社の出資者である「株主」の一人になることを意味します。会社の業績が上がれば、株価は上昇する傾向があり、買った時の何倍もの価格で売れることもありますし、逆にその会社の業績が落ちて株価が下がれば、出資したお金は目減りし、最悪の場合、ただの紙切れになってしまいます。さらに、債券は一定期間保有すれば元本が返ってくるのに対し、株式ではそのような期間の規定がなく、永久に元本割れの状況が続く可能性があるという点でも、よりリスクが高いといえるのです。
三種類の運用先のうち、株式、債券、預金の順でリスクが高いということが、おわかりいただけたでしょうか。もし、これらの運用手段から期待できるリターンが同じだったとしたら、わざわざリスクをとってまで、債権や株式を買う人などいるはずがありません。現実に多くの人がそのような運用をしているのは、債券、さらに株式には、そのリスクに相応する、より高いリターンが期待できるからなのです。


引用が長くなったが、市場が効率的である限り、いわゆる「システマティック・リスク」はそれに見合ったリターンが期待される(リスクの種類については自著を参照してほしい)。
持ち家を購入するということは不動産投資に他ならず、よって相応のリターンが期待されるべきであり、もしリターンが期待されないのならリスクを背負ってまで不動産に投資する人は激減することになる。
もちろん絶対に購入が得などということはない。株だって不動産だって損をすることもある。
しかし全体を均して考えれば、基本的には「持ち家が経済的には得」と考えて間違いはないだろう。
ここで肝に銘じてほしいのは、持ち家派は経済的に得をする可能性が高い分、相応するリスクを背負わねばならないということ。
地価下落リスク、震災リスク、ご近所トラブルリスクなどなど。特に住宅ローンを組んで自宅を買う場合、その行為はレバリッジをかけた不動産投資に他ならなず、失敗をすれば手痛い損失を被ることになる(バブル末期にはそのような人が多くいた)。
持ち家と賃貸とを比較する場合、最も重要なのは「リスク」だ。持ち家を購入することによって背負うリスクが許容範囲に収まるかどうかが、その可否を決める肝となるはずだ。

というような主旨をツイートしたのだが、さっぱり通じないんだよね、これが。
僕、間違ってます? (。-_-。)



ランキングに参加してます。ぜひ一票を。
更新の励みになります!
    ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村




2021062812090000.jpg
川辺で昼飲み。

スポンサーリンク

内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

自著の紹介

ツイッター(更新告知など)

ブログ・ランキング参加中

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

こちらは連絡用です。 コメントはツイッターでのみ受け付けています

全記事表示リンク

プライバシーポリシー

検索フォーム