今日はちょっとびっくりの名言本を紹介します!


最近、幸福の名言を紹介し、それについて幸福学のデータから解説を加えるという記事づくりをしている。
ネタ探しの一環として、増井金典著『名言・格言・ことわざ辞典(ミネルヴァ書房)』という本を図書館で借り、先ほどから読んでいるのだが、これがなんともすさまじい。



まずは名言、つぎにそれを言った人物名、最後に増井氏による解説が続く構成になっている。その一部を紹介したい。

p102
“幸福であるために方法は、他の人たちを助けて幸福にさせることである。
 インガーソル(アメリカ)
他を助けて幸福にさせることが、幸福になる方法だと、いうのである(←内山注、この部分が著者の解説)。

幸福であるには、2つの道がある。欲望を減らすか、持ち物をふやすかすればよい。
 B・フランクリン(アメリカ)
幸福になる方法。一つは、欲望を減らすこと、二は、持ち物をふやすことである。

幸福とは、自分の分を知って、それを愛することである。
 ロマン・ロラン(フランス)
自分の天性や天分を知って、それを愛することだ。

幸福とは、不幸の休止期間に過ぎない。
 ドン・マークィス(アメリカ)
当然のことを述べた名言。不幸でない時が幸福である。“


もうお気づきのことと思うが、解説がさっぱり解説の体をなしていないのである。
いらないどころか、はっきり言ってないほうがマシだ。特に最後の「不幸でない時が幸福である」では、思わず吹き出してしまった。
「当然のことを述べた名言」って何よ?
それに僕の解釈では、これはそういう意味ではなく「幸福はほんのひと時で、すぐに過ぎ去るものである」ということを暗喩しているのだと思うが・・・。
こんなところもある。

“幸福は、コークスのようなものだ。何か別のものを作っている過程で、偶然得られる副産物なのだ。
 オールダス・ハクスリー
幸福は、何かをしようとしていて、偶然得られる副産物のようなもの。“

解説でもなんでもない。ほぼ復唱しているだけだ。
どうせなら「コークス」とは何かを説明すればいいのに・・・。

どういう経緯でこの本の企画が通り、なぜこの原稿でOKが出たのか、僕にはまったくの謎だ。さらに謎なのはこの本をいったい、誰が買うのか・・・。
というのも、この本はなんと4000円近くするのだ!
まてよ、それだけ高額ということは、この本がこのブログ経由で購入されると、1冊につき僕の懐に100円ほど入ることになる・・・。
そんなわけであなたも1冊、話のタネにどうですか?(笑)



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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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