34回目の今日は、ロシア・ソ連邦の文芸学者、ウラディミール・マキシモヴィチ・フリーチェ(1870~1929)。
“人生は学校である。そこでは幸福よりも不幸のほうがよい教師である”
これはその通りだと思う。
僕らは不幸、すなわち逆境にいたほうが多くを学ぶことができる。
幸福学の研究では、勉強でもトップクラスにいる子供たちより、その下あたりの子供たちのほうが幸福度が高いとされているが、ひょっとしたらそれは逆で、単に幸福感を感じにくい子供のほうが多くを学ぼうとする傾向があるのもしれない。
そして興味深いことに、逆境の経験がある人はほとんどない人と比べ、幸福度、健康状態ともに良い状態にあることが分かっている。
それはそうだろう。
困難を乗り越えた時の幸せ、そしてそれによって自分が成長したという実感は大きな財産になるし、その支えがあるからこそ前へ進むための気力も湧いてくるのだから。
でも、それを要約すると
“幸福よりも不幸のほうが幸福に導いてくれる”
と、ちょっと変な塩梅になってしまうなあ。
まあ、そこは深く考えず、僕としてはあまり不幸に頓着しないように注意して日々を過ごそうと考えている。
不幸は幸せになるための教師であり種なのである。それさえ知っていればたとえ不幸な出来事がおこっても、以前ほど嘆き悲しまなくてすむようになる。
人生をより幸せなものにしたければ、その程度の認識で十分なはずだ。
ちょっとしたコツの積み重ねで、同じようにみえる人生でもより輝くものに変えていくことができる。
その方程式をわかりやすくまとめたのが、自著”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”。
密度の高い内容に仕上がっている自負はあるので、ぜひ一度手に取ってもらえればと願っている。
えっ? 本当にためになるのかって?
なるはず……と著者としては期待している。
それに、もしちっともためにならなかったとしても、つまらない本を買ってしまった不幸があなたを幸せに導いてくれる……かも。
リンク
ランキングに参加してます。ぜひ一票を。
更新の励みになります!
↓
にほんブログ村
野菜たっぷりのお好み焼き。
お料理に興味のある方はこちらの記事をご参照ください。
【我が家お薦めのお手軽料理本】 ベスト3 ~ おいしくて簡単な本を厳選しました!