エレベーターの「閉」ボタンを押さない生活を想像してみる


今回紹介するのは本田直之著「ゆるい生き方(大和書房)」。
東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす著者が、ストレスフリーな生活習慣について書いている。
気楽に読めて、かつ読後感もいい。
僕が特に気に入ったのは「エレベーターの『閉』ボタンを押さない」というところ。

p114
“わたしがハワイで生活するようになって、まず最初に驚いたのは季候でも料理でもなく、エレベーターでした。現在わたしが住んでいるコンドミニアムは47階建てなので、1日に何度となくエレベーターを利用します。はじめにびっくりしたのは、エレベーターのドアの開閉速度が信じられないくらい遅いこと。(中略)
当然、わたしは「閉」ボタンを押したくなるのですが、同乗している住人たちは誰ひとりとしてそんな素振りを見せません。たとえ乗り降りする人がいなくても、そのまま静かに見守っているのです。エレベーターによっては、最初から「閉」ボタンのついていないものさえあります。“

なるほど、「閉」ボタンを押さない生活か、と興味深く読んだ。
考えてみればエレベーターによっては、「お急ぎの方は『閉』ボタンを押してください」と表示されていることがある。
そうか、あれは「お急ぎの方」用であって、「押さない」という選択肢もあったわけか・・・。
本書ではこのように続く。

“ちなみに、同じアメリカでもニューヨークのような大都市でエレベーターに乗ると、やはりみんな「閉」ボタンを押すようになります。ですからこれは日本人の国民性というより、都市の環境が人を急がせ、余計なストレスを生み出す仕組みになっているのでしょう。”

日本でも田舎に行くと、「閉」ボタンを押さない地域もあるのだろうか?
なんとなく、ないような気がするなあ。

「閉」ボタンを押すことによって僕らは確かに数秒間節約することができる。しかしその行為によって、精神的な余裕は一部損なわれるのかもしれない。
数秒にその価値は本当にあるのだろうか?
僕もマンション住まいなので、エレベーターに乗ることは多い。
試しに今日1日は、「閉」ボタンを押さないで過ごしてみようかな、などと考えている。






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牡蠣のオリーブ漬け。
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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