岸信介 “転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け” ~幸せの名言39


39回目の今日は、元内閣総理大臣にして、「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介(1896年-1987年)。
長生きの秘訣について言った言葉。

“転ぶな、風邪引くな、義理を欠け”

転ぶな、風邪引くな、までは常識的な心掛けだから、やはりこの言葉のミソは、3つめの「義理を欠け」にあるのだと思う。
一般的には、酒の席をはじめ、義理で付き合うとどうしても体に負担がかかるから、という理由だと考えられているが、今日は僕流に、ちょっとうがった見方をしてみたいと思う。
脳科学分野では、「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的になれるとされている。
ただ、僕らは忘れることに抵抗がある。人から受けた恩義を忘れるようなことがあれば、後々の不義理につながりかねないからだ。
しかし記憶にこだわると、嫌な出来事から解放されにくくなり、悲観的な傾向を強めてしまうのだそうだ。
でも、義理は欠いていいと考えたとしたら?
「憶えておかなければ」というプレッシャーは減ることになる。
となれば、楽観回路が働きだし、楽観的になれる。
そして楽観的な人は幸福度が高いだけでなく、健康状態もよく、寿命も長い傾向があることがわかっている。
また義理を欠くということは、人目を気にしないということにもつながる。
人目を気にしない人、多少変人っぽい人のほうが幸福度が高いこともわかっている。
もちろん程度問題だが、そうそう義理に縛られることもなかろうと、やや無責任に構えることは、幸せ、長寿の両方に作用してくれそうだ。
日本的な美徳は、「受けた恩は忘れず、施した恩は忘れる」だから、なかなか難しいところもあるけれどね。



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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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