だから何なんだ? 悪いことをしたなんて、こっちは百も承知だよ!

以前にも書いたが、僕は若い時分にロンドンに住んでいたことがあるので、ある程度の英語を話す。今日は僕が失敗したり、落ち込んだりしたときに助けになっている、英語表現ベスト3を紹介したい。
「なにもそこで英語を使うことはなくない?」という意見もあるかもしれない。
これはうまく説明できないのだが、英語を使うと脳の何らかのスイッチが切り替わるように思えるのだ。前頭葉の辺りで、「カチッ」と音がすることもある(これは嘘)。
なんにせよ、強引に英語を挿入することによって、立ち直りが早くなる気がしている。ほとんどは基礎レベルの英語なので、よかったら皆さんも試してみてくださいな。
せっかくの週末だから、映像も楽しんでもらえれば、僕としてはうれしい。

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第3位

Well, nobody's perfect. (完全な人なんていないよ)


これはマリリン・モンロー主演の映画、「お熱いのがお好き」の中での、ジャック・レモンのセリフ。
わけあって女装しているところを、オズグッドという男性に惚れられて困ってしまい、真相を打ち明けるのだが、そのやり取りが絶妙なのだ。
以下がそのやり取り(ネタバレあり)。

Daphne(女装したジャック・レモン):Osgood, I'm gonna level with you. We can't get married at all.
(オズグット、正直に言うわ。私たちが結婚するのは無理なの。)
Osgood:Why not?
(なぜだい?)
Daphne:Well…ln the first place, I'm not a natural blonde.
(そもそも私、金髪じゃないのよ。)
Osgood:Doesn't matter.
(問題ないよ。)
Daphne:l smoke. l smoke all the time.
(私は煙草を吸うのよ! それも、しょっちゅう!)
Osgood:l don't care.
(気にならないね。)
Daphne:l have a terrible past. For three years. I've been living with a saxophone player.
(私には過去があるの。3年間サックス奏者と住んでいたのよ!)
Osgood:l forgive you.
(許すよ。)
Daphne:l can never have children.
(私は子供を産めない体なの!)
Osgood:We can adopt some.
(養子を取ることだってできる。)
Daphne(ここでおもむろにカツラをはずし):You don't understand, Osgood. I'm a man.
(分からない人ね、オズグッド。俺、男なんだよ!)
Osgood:Well, nobody's perfect.
(ほほう。でも、完璧な人間なんていないからね。)

これには笑ったなあ。
というわけで僕は失敗をしたときに、心の中で、
「Well, nobody's perfect.」
と、よく呟く。
完璧な人間なんていない、という言葉だけでも救いになるのに加え、映画でのこの愉快なシーンが脳裏に浮かび、つらい気持ちが軽減されるようだ。



第2位

I mustn’t have fuckin’ done it.(こんなこと、絶対すべきじゃなかった)

これはロンドン時代、一緒に住んでいたアンディの名(迷)言。
彼が他の友人と飛行機で海外に遊びに行こうとした時のこと。
荷作り中、バックパックの奥にハッシッシ(大麻樹脂。ドラッグの一種)を詰め込んでいるのに気づいたので、驚いて言った。
「何考えてんだよ、アンディ! 国境を超えるのにドラッグを持って行くなんて、ありえないよ」
すると、アンディは、
「大丈夫、みつかるわけないさ。それに向こうでドラッグが手に入らなかったらどうするんだよ? ハッシッシもなしで1週間過ごせっていうのか?」
(過ごせよ!)という言葉を呑み込み「だって、税関でみつかった大変だぞ」
と僕が詰め寄ると、アンディは肩をすくめて言うのだった。
「その時は、I mustn’t have fuckin’ done it. とでも言うさ」
あんぐりと口を開ける僕をよそに、アンディは荷作りを続けるのだった(30年以上前の話ですので念のため)。

これも、なんとも印象的な言葉だった。
以来、僕はひどい間違いをして、人から責められると、心の中で、
(I mustn’t have fuckin’ done it.)
と呟き、開き直るようにしている。
しなけりゃよかったのなんて、こっちだって百も承知だよ!
「ワカっちゃいるけどヤメられない」をヤケクソにした感じといえば、伝わりやすいだろうか?

そして、第1位。これは短くていい。

So What? (だから何なんだ?)


So What? ときて一番有名なのは、やはりP!NKの曲だろう。
大体こんな歌詞。

I'm gonna get in trouble I wanna start a fight
(トラブルを起こしたいの 戦いを始めるわ)
So, so what? I'm still a rock star
(だから何? あたしはロックスターなのよ!)
I got my rock moves And I don't need you
(私の行動はロックよ あんたなんて必要ないわ)

僕ならさしずめ、So What? 僕は40代で医師の職をFIREした自称作家だぞ! 息子が3人もいるのにだぞ! 常識なんか通じてたまるか!
というところだろうか。
ちなみに故・景山民夫のエッセイ集に「だから何なんだ」というものがあり、それにもSo What? と副題がついている。
僕は景山民夫の、特に初期のエッセイの大ファンなので、これもSo What? という言葉に親近感を覚える理由の一部だ。
失敗して、うなだれてしまうような時は(それにしても僕は、なんでこう失敗ばかりくり返しているんだろう?)、So What ? と心の中で呟いて、再び前を向くようにしている。
だから何なんだ!
命まで取られるワケじゃあるまいに!

というわけで、まとめると、僕は何かしでかすために、
「完璧な人間なんているか!」
「そうさ、しなきゃよかったんだよ! 悪かったな!」
「だから、何なんだ!!」
と心中で毒づいていることになる。
その前に、少しは反省しなさいよ・・・。

自分で言うのもなんですが、皆さん、こういうアブナイ男に近づいちゃダメですよ!



追記;
呟くにはちょっと長いからランク外だけど、「アニー・ホール」でのウディ・アレンのセリフも、落ち込んだ時によく効く。

I feel that life is divided into the horrible and the miserable.
The horrible are like, I don’t know, terminal cases, you know, and blind people, crippled. I don’t know how they get through life. It’s amazing to me.
And the miserable is everyone else.  So you should be thankful that you’re miserable, because that’s very lucky, to be miserable.

(人生は、「ひどいこと」と「惨めなこと」にわけられる。「ひどいこと」のほうは、そうね、終末期患者とか、目が見えないとか、障がいを抱えているとか。
そういった人たちは、どうやって人生を乗り切っているんだろう? すごくないかい?
その他は、すべて「惨めなこと」に入る。だからもし君が今、惨めなに感じているのなら、むしろ感謝すべきだよ。惨めだなんて、僕はなんてラッキーなんだ! てね。)





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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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