「電脳習慣病」と呼ばれる新しい病


昨日、SNS利用と幸福度について書いた。
そういえば、池谷裕二氏もそんなことをどこかで書いていたはず・・・と探したら、あった。「できない脳ほど自信過剰(朝日新聞出版)」。


少し長めに引用する。

p103
“人の脳には、食欲と同じく、関係性欲求の本能も強く備わっています。他人とのコミュニケーションを本能的に欲します。実は、これが現代においては、別の問題を生み出します。
本能は、ブレーキよりもアクセルが強いものです。
たとえば食欲。狩猟採集時代は食料の確保は命がけでした。当時ならば、飽くなき食欲は有益に働きます。ところが、飽食の時代では、食欲が作動しすぎる傾向があります。なぜなら食欲のレベルは、狩猟採集時代の生活に見合ったレベルに設定されているからです。強い食欲を備えていればこそ、危険な狩りにも出ようものです。
現代の豊かな生活は、脳にとっては想定外な環境変化です。本能を我慢することは難しいものです。だからこそ「本能」なのです。当然、食欲は暴走します。その結果、原題特有の病である「生活習慣病」が生まれます。
関係性欲求についても同じことが言えます。今ではEメールやネットを通じて、容易に他人とつながることができます。しかし、この本能もブレーキは脆弱です。その結果、新型現代病「電脳習慣病」が成立します。
常に人とつながっていないと不安、すぐに返事が来なくては不安――。気づけばスマホ依存症やネット依存症に陥ってしまいます。
生活習慣病は、今では社会的によく認知されています。ダイエットや運動で対処する人が増えてきました。治療薬も開発されています。一方、電脳習慣病への対応は、まだ遅れています。そもそも当人が、自分が「病気」であることを認識していることが少ないようです。“


人とつながりたいという欲求を食欲と同様に本能と位置付けた上で、だからこそ過剰に求めてしまい、コントロールが難しいのだという論理展開は、僕にとっては新鮮だった。
僕らの遺伝子は、狩猟採集時代を生き延びるのに適したつくりになっている。
常に頭の片隅に置いておきたい事実だ。

次回はこの本の別の部分も紹介したい。



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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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